養父市おおや堆肥センターの堆肥分析結果について

更新日:2019年12月20日

養父市おおや堆肥センターの堆肥分析結果について

令和元年7月12日に、外部の分析機関で実施した「養父市おおや堆肥センター」の堆肥分析結果は次のとおりです。

分析項目  単位  現物中  乾物中 
水分   %  44.94  
全窒素   % 1.427 2.592
リン(P2O5)   %  1.734 3.149
カルシウム(CaO)   %  1.220  2.216
マグネシウム(MgO)  %  0.837  1.520
カリウム(K2O)   %  2.199  3.994
灰分   %  13.90  25.25
全炭素   %  21.76  39.52
C/N比 (炭素率)    15.24  
pH     7.79  
EC  ms/cm   12.11  
堆肥

来場者への販売堆肥です。

【販売方法】
・バラ堆肥、小袋堆肥で一般販売
・フレコン袋堆肥で市内配達販売
・田畑への散布 (市内指定地域)

肥料の三要素について (マメ知識編)

元気な野菜が育つためには、水と光だけでなく十分な栄養が必要です。

その必要な栄養成分には大きく「窒素、リン酸、カリ」の三種類があります。
 

1.窒素(N)

葉が肥えます。

  • 葉や茎の生育を促進させます。
  • 植物にとって、葉が光合成を行うことで成長に必要な成分を合成します。そのため葉の成長は植物自体が成長するために最も重要な役割を担っています。
  • ほうれん草、小松菜のような葉物野菜には、窒素比率の高い肥料を選びます。
  • 施肥のタイミングは、全体の葉の色が薄くなったり、草丈が伸びないなどの症状が現れた時には、与えるのが良いでしょう。

2.リン酸(P)

実・花が肥えます。

  • 花を咲かせたり、実を実らせます。
  • トマト、ナスのような実をならせる野菜には、リン酸比率の高い肥料を選びます。
  • リン酸は一度与えると効果が長持ちするので、元肥として使用するのが良いでしょう

3.カリウム(K)

根が肥えます。

  • 茎や根を丈夫にし、耐病性を高めます。
  • 根を食べる野菜、ジャガイモ、人参には、カリウム比率の高い肥料を選びます。
  • 野菜が枯れたり、根が腐る、害虫の被害を受けやすくなった症状が現れたら、カリウムが不足していることが考えられます。
     

堆肥を与えた土への効果について (マメ知識編)

堆肥は、化学肥料とは異なり自然由来の原料を用いて、微生物の力を借りて製造しています。

一般的に有機肥料としての堆肥を与えた場合は農地の土づくりに、次の効果があるといわれています。

1.土をフカフカにする。

  • 堆肥中には隙間があるため、土が軽くなります。
  • 堆肥中の隙間に、土壌有機物が増えるので通気性、保水性、排水性が良くなります。
  • 有機物が分解されると、腐食ができ、これが土の粒子をくっけて土の団粒化が進み、さらに土の粒子の間にも空隙ができます。
  • 土全体が、通気性、保水性、排水性が良くなり、結果的に土がフカフカになります。

※「団粒化された土」とは、土壌の粒子が、小さい粒々を形成していている状況をいい、通気性、保水性、排水性が向上します。

2.土の保肥力を高める。

  • 有機物からなる堆肥に含まれる成分には、養分を吸着する力があります。
  • 土が団粒化が進み、団粒構造になると肥料分を蓄える力が増し、肥料焼けや、肥料が流れ出す心配が回避できます。
  • 有機物が分解されてできる腐食には、肥料分を吸着する働きがあり、保肥力が高まります。

3.土中の生物の種類と量が増加する。

  • 有機物として投入した堆肥は、土壌微生物の餌となります。
  • 堆肥自体にも、多数の微生物がついているため、土壌微生物の種類と量が増加します。
  • 土中の微生物が増えると、有害な微生物を抑制する働きがあり、有用微生物が増加します。
  • 土壌微生物が多いと、特定の微生物や生物が異常繁殖することが減るため、病害虫の被害が出にくくなります。
  • また、根のまわりには、多数の根圏微生物が生育し、病原菌の進入を阻止するため病害が少なくなります。

4.微量要素と三要素を供給する。

  • 堆肥には、植物の成長に必要な微量要素と、三要素(窒素、リン酸、カリ)が含まれています。
  • 微量要素も肥料として、植物へ供給され、生育を助けます。
  • 幅広い肥料要素により、間接的に植物の生育を助けます。
     

様々な肥料について (マメ知識編)

1.「化学肥料」と「堆肥」の併用使用について

  • 「化学肥料」は、人工的に化学合成された肥料で、素早く植物に吸収され生育に直接影響しますので、植物の生長には欠かせません。
     
  • 化学肥料だけを多用すると、土に腐植質がないために微生物や小動物が少なくなり、土の団粒化がなくなり、結果的に土が固く「土が痩せた状態」になります。
     
  • 「化学肥料」と、有機肥料としての「堆肥」をバランスよく使用することにより、土壌が改善され、植物の生長、収穫、品質の改善につながることになります。

2.稲作肥料について

  • 現在、水稲栽培にはお米の収穫に必要な成分を程よく配合された「化学肥料」が使用されています。
     
  • お米は肥料、堆肥のやり方で「食味」が随分違うといわれています。
    当センターの堆肥散布農家からは、「1粒のお米の大きさが大きくなって、美味しくなった」等のご感想も寄せられています。

  • 食味等を良くするために、様々な「有機肥料」を上手に使用し、水田ごとに異なるお米の食味をお試しください。
     

堆肥の分析結果に係る値の表示について (マメ知識編)

1.「C/N比」、又は「炭素窒素比」とは

  • 堆肥の中の、炭素(C)と窒素(N)の質量比を表示しています。
    微生物が活発に活動するためは炭素(C)が必要となり、微生物が活性化すると炭素と二酸化炭素が結合し、二酸化炭素(CO2)が放出されます。
  • 炭素率と水分量、空気量のバランス良くすると、微生物は活発に活動してくれます。

 

次に掲げることを参考にして、目的に合わせて堆肥を選択するとよいでしょう。

  • C/N比が、10以下のものは
    ・肥料効果が高く、作物への堆肥効果をすぐに期待する場合に使用します。
    ・土壌改良剤としての効果は、あまり期待できません。
    ・堆肥の種類としては「鶏ふん」等で、C/N比は6~8位が一般的です。

  • C/N比が、10~20のものは
    ・堆肥効果を期待するとともに、土壌の物理性、化学性、生物性を改善したい場合に使用します。
    ・土壌改良剤として期待できます。
    ・堆肥の種類としては「牛ふん」等で、C/N比は10~20位が一般的です。

  • C/N比が、20以上のものは
    ・時間をかけて土をフカフカな状態にするなど、土づくりをする場合に使用します。
    ・堆肥の種類としては「バーク堆肥」「腐葉土」等で、C/N比は20~50位が一般的です。

2.堆肥の「EC」とは

  • 堆肥の中の、電気伝導度又は導電率を表していますが、一方において「肥料成分」ともいわれています。ECの値が高い堆肥は、堆肥中の肥料成分の含有率が高いことを示しています。
  • ECの値が低い堆肥は、発酵により有機物が分解しつくして、堆肥中の肥料成分の含有率が低いことを示しています。
  • ECの値が高い堆肥は、土に施用後においても易分解性有機物がまだ少し残っているため、微生物が活性化するとともに、肥料効果が期待できるため「力のある堆肥」とも言われています。
    ただし、過多量の施肥を行うと、発芽不良、肥料による作物焼け、実の巨大化等となるため、「化学肥料」と「堆肥」の施肥量を適正にご使用ください 。


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お問い合わせ先

〒667-0306

兵庫県養父市大屋町宮垣480番地

養父市おおや堆肥センター

電話/ファックス  079-669-1812
 

有機JAS適合証明について

養父市おおや堆肥センターの「おおや有機」は、下記のとおり製造されたものです。

  1. 組み換えDNA技術を用いて製造した微生物を用いていません。
  2. 本製品を製造する工程において、化学的な工程を経ていません。

なお、「有機JAS適合証明」に係る事務については、下記の「養父市  産業環境部  農林振興課」にお問い合わせください。

 

堆肥センターサイトマップ(リンク)

この記事に関するお問い合わせ先

農林振興課
〒667-0198
養父市広谷250-1
電話番号:079-664-0284
ファックス番号:079-664-2528

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