まちの文化財(178) うちげぇのアートおおや

更新日:2019年12月06日

古民家「いろり」の展示

古民家「いろり」の展示

木彫展示館創作棟の展示

木彫展示館創作棟の展示

分散ギャラリー養蚕農家の展示

分散ギャラリー養蚕農家の展示

ニッポニア大屋大杉の会場

ニッポニア大屋大杉の会場

 

令和元年6月29日から7月7日までの9日間、大屋町大杉で第25回「うちげぇのアートおおや」が開催されました。大屋を拠点に活動する作家14人の合同作品展です。 このイベントは平成8年に、ふるさと交流の家「いろり」という三階建養蚕住宅を会場として始まりました。

大屋町内の作家が木彫・陶芸・絵画・書・家具等のアート作品を展示して販売しました。 ふるさと大屋の特色である三階建ての養蚕住宅を会場として利用し、アート作品と融合することにこだわりました。養蚕住宅を美術館に利用して四半世紀になりました。

「うちげぇ」とは大屋の方言で「我が家」という意味です。現在も「いろり」は中心となる会場として利用されています。 また、平成16年には大杉地区に養父市立大屋文化交流施設木彫展示館が開館しました。ここでは公募展「木彫フォークアート・おおや」の優秀作品を展示しています。栃尾医院として使われた住宅が整備されて木彫の美術館になりました。

「うちげぇのアートおおや」では、ほかに木彫展示館創作棟、三階建養蚕住宅の分散ギャラリー養蚕農家やニッポニア大屋大杉を会場とし、近藤研秀氏、松田一戯氏、前田華汀氏、田中今子氏など大屋を拠点に活動する作家やスタッフが創作活動を紹介し、作品制作の実演をして見学者を迎えました。

さまざまなアート作品を通じて人と人との新しい出会いが始まります。毎年6月の最終土曜日に始まるこの催しに、今年も約2000人が訪れました。三階建養蚕住宅が立ち並ぶ景観によって国の重要伝統的建造物群保存地区となった大杉地区が、アート作品で一杯になる9日間です。

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