まちの文化財(177) 殿屋敷の休憩施設

更新日:2019年11月20日

完成を祝う太鼓の演奏

完成を祝う太鼓の演奏

特別展示の甲冑

特別展示の甲冑

切妻造の建物

切妻造の建物

つき上げ戸のある建物

突き上げ戸のある建物

 

史跡八木城跡の殿屋敷地区を歴史公園として整備しています。令和元年5月26日、休憩施設が完成したことから、八木城跡町づくり会による殿屋敷建物完成イベントが開催されました。

宝林太鼓の演奏によって開会し、式典に続いて「風雲八木城夢の跡」という歌が熱唱され会場に響きました。芝生広場では紙飛行機飛ばし大会や現地説明会があり、約150人が参加しました。また、三木市文化会館みき演劇セミナーの皆さんが会場を訪れ、4体の甲冑(かっちゅう)を建物内に展示しました。八木城主の別所重棟をみき演劇セミナーで取り上げたご縁による交流です。休憩施設は、同時代に使われた福井市にある一乗谷(いちじょうだに)朝倉氏遺跡の復元建物を参考に設計しました。発掘調査で建物跡が出土した位置に同じ規模で復元しました。建物は正面7.9メートル、側面5.9メートルの平屋建で、城主館の歴史的景観を表現しています。

窓は格子窓とし、外面に突き上げ戸を設けました。屋根の側面には反りのある破風(はふ)板があります。16世紀後半に活躍した八木直信、八木豊信の時代の建物です。

発掘調査では堀跡や建物跡が見つかり、京都系の土師器(はじき)、中国製の磁器、天目(てんもく)茶碗、火縄銃の玉などが出土しています。生活の中心となる主殿のほかに多くの建物が並んでいたと考えられます。

城と城下町という言葉があります。八木城は山城であり、合戦の拠点になります。一方、平地にある城下町には武家屋敷や市場の街並みがあり、その中心に城主が生活する殿屋敷があります。

この場所では、但馬守護山名家の中で八木但馬守(たじまのかみ)を名乗った八木直信や八木豊信が生活をしていました。この建物を通じて殿屋敷や八木城が利用された時代の歴史や生活を実感してほしいと願っています。

 

 

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