まちの文化財(101) 大塚という地名

更新日:2019年11月15日

ねずみ塚古墳の上にあるお堂

ねずみ塚古墳の上にあるお堂

三月野1号墳

三月野1号墳

 

大塚の地名は、そのまま漢字を読むと、「大きな塚」という意味になります。養父市には大薮、大屋、大杉、大谷、大久保、大森など「大」のつく集落名があります。この「大」には大きいという意味だけではなく、素晴らしいというような尊称の意味もあります。

実際、大塚には大きな古墳があります。その一つが養父市指定文化財のねずみ塚古墳です。円山川につきでた尾根を円形に整えて作った古墳で、直径は約25メートルです。 古墳の頂上は、高さ5.5メートルほど平らに整地して、お堂が建てられています。その中に石で造った小さな神社があります。江戸時代後期、享和元年(1801)のものです。 これはねずみを祭神とする玉鼠大明神という神社です。昔は11月7日が例祭で、大塚の村では、妙喜庵を招いてお祀りしたといいます。繭の生産を祈る養蚕の神様でした。

また大塚台の団地には、三月野1号墳があります。入口が開いた横穴式石室があり、玄室は幅2メートル、長さ4.5メートル、高さ2.6メートルの規模です。古墳の周囲に高さ70センチメートルの石垣を置いて、列石を復原しています。現在は古墳公園として保存されています。

大塚には、集落の南側にねずみ塚古墳、北側に三月野1号墳が造られています。そして付近には35基の古墳があります。 大塚の地名は、康治2年(1143)にかかれた京都の安楽寿院の文書に、「南限大塚并(ならびに)石和郷(いさわごう)高田庄界」の記録があります。大塚の集落名は、平安時代の記録にも書かれた古くからの地名です。

大塚には地名が示すように、大きな古墳が作られています。なぜ大塚を大塚とよぶのでしょうか。それは、立派な古墳があるというだと考えられています。

 

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