まちの文化財(69) 明延鉱山探検坑道

更新日:2019年11月15日

明延鉱山の坑道

                明延鉱山の坑道

明延鉱山の機関車

                   明延鉱山の機関車

 

明延鉱山探検坑道は、平成19年11月に経済産業省の「近代化産業遺産」に認定されました。

明延鉱山は、明治42年に錫の鉱脈が発見され、「日本一の錫の鉱山」として大正・昭和と栄えました。明延の人口は最盛期には4千人、世帯数は1200戸にもなりました。錫の産出量は国内第1位、全国の90パーセントを占めました。しかし昭和62年、円高によって安い鉱物が外国から輸入されるようになった結果、多くの鉱物資源を地中に残して閉山しました。

この探検坑道は、平成元年に当時の明延鉱業株式会社が鉱山学習施設として整備したもので、それを養父市が管理しています。

探検坑道は鉱山の学習施設です。明延鉱山の説明を聞いた後にヘルメットを着用し、案内人の指示で坑道を巡るのが特徴です。時間は余裕をみて約2時間です。 見学できる坑道の延長は650メートルです。気温は真夏でも大変涼しく、12度前後です。開削した坑道全体の延長は550キロメートルで、東海道新幹線の大阪から東京までの距離になります。坑道の垂直距離は約1000メートルで、海面下約130メートルまで掘り下げています。鉱山で最後まで使われていた大寿立坑のエレベーター、ダンプトラックなどの鉱山機械、削岩機、蓄電池機関車などが坑内にあります。

石見銀山は平成19年に世界遺産になりました。佐渡金山は平成22年に世界遺産候補に決定しました。日本有数の金属鉱山として栄えた生野・明延も「鉱石の道」として、世界遺産を目指しています。

暑い夏です。あけのべ自然学校に電話予約をすると、有料で見学ができます。「石見銀山には3回も行ったけど、ここが一番よかった。今も掘っているような感じがする」という意見をよく聞きます。 明延の坑道は、今にも機関車が前から走ってきそうな雰囲気や、今にも落盤しそうな心細さを感じます。

明延鉱山の坑道は、観光坑道ではなく学習のための探検坑道です。案内人にたくさんの質問をして、じっくりと明延鉱山を楽しんで下さい。

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