まちの文化財(33) 今滝寺の弁才天像

更新日:2019年11月18日

弁財天像

                         弁財天像

十六羅漢像9幅の一つ

                十六羅漢像9幅の一つ

 

今滝寺には、鎌倉時代から安土桃山時代までの約350年間に制作された仏教絵画が保存されています。その中には、養父市指定文化財は十六善神図(ぜんしんず)(一幅)、八幡垂迹曼荼羅図(はちまんすいじゃくまんだらず)(一幅)、涅槃図(ねはんず)(一幅)、八木豊信像(一幅)などをはじめとする8件の軸物があります。

平成19年3月6日、市指定文化財の中から十六羅漢図(らかんず)(九幅)、孔雀明王像(くじゃくみょうおうぞう)(一幅)、弁才天像(べんざいてんぞう)(一幅)、両界曼荼羅図(りょうかいまんだらず)(二幅)の4件、13幅が一度に県指定文化財になりました。これは、平成16年度から3年かけて、県立歴史博物館学芸員の橋村愛子氏や神戸大学の百橋明穂教授、市教育委員会が調査研究した成果によるものです。

5月15日、神戸市の兵庫県公館において、兵庫県指定文化財指定書の交付式がありました。今滝寺住職の明楽弘世氏と今滝寺総代の久田益生氏が出席し、兵庫県教育長から4枚の指定言が次々に手渡されました。一度に4件の県指定文化財が増え、県下の総数は49件となりました。盗難防止対策などを検討した結果、市内に博物館施設がないため、県・市の指定文化財などの貴重品はすべて、県立歴史博物館が保管・管理することになりました。

特に重要とされているのが弁才天像です。奈良国立博物館が4月7日から5月27日まで開催した特別展「神仏習合、かみとほとけが織リなす信仰と美」にも、兵庫県を代表して出品されました。

展示解説書には、「丁寧な筆致には崩れがなく、制作は14世紀にさかのぼる。弁才天に加えて毘沙門天(びしゃもんてん)が描かれている。弁才天と毘沙門天が七福神に加えられ、福徳神が集まりつつある時期の全国的にも貴重な絵画だと指摘されています。

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