まちの文化財(16) 堀畑1号墳

更新日:2019年11月18日

堀畑1号墳の調査

                      堀畑1号墳の調査

堀畑1号墳の調査風景

                    堀畑1号墳の調査風景

 

養父地域のはさまじ峠付近は、6世紀から7世紀初めにかけて養父市を代表する有力者がいました。その証拠が堀畑1号墳と県指定文化財の観音塚古墳です。

この付近には、養父市を代表する埴輪(はにわ)をもつ円墳が3基あります。6世紀に作られた観音塚古墳、上野1号墳、夕山1号墳です。

こうした勢力を引き継いで聖徳太子の時代に作られた大型の古墳が堀畑1号墳です。この古墳を直接支えたのが谷間地古墳群(13基)や南峠古墳群(15基)です。

堀畑1号墳ははさまじ峠の南側にあった兵庫県畜産試験場の敷地の中にあります。平成17年の5月から市教育委員会が2年計画で発掘調査を実施しています。

古墳の規模は東西31メートル、南北32メートル、高さ6.8メートルです。古墳の周囲には幅3メートル、深さ0.8メートルの溝が作られています。北側から見ると、溝底から2メートルほど高い位置に幅2メートルほどのテラスが作くられ、その上側と下側には石材が貼りめぐらされています。このような石材を列石と呼びます。今回の調査で初めて発見しました。

埋葬施設は、石を積み上げて作った横穴式石室で、全長が12メートル、内部の最大高は3.4メートルと推定しています。この石室は、但馬では第4位の規模をもつ但馬を代表する優れた石組み構造です。

聖徳太子の時代に、但馬最大の政治権力者が作った古墳が大藪古墳群だと言われています。堀畑1号墳は、大藪古墳群のトップクラス古墳と同じ規模と技術で作られています。堀畑1号墳に埋葬された人物も、但馬最大のトップリーダーだと考えて間違いありません。

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