まちの文化財(173) あゆ公園の動物たち

更新日:2019年11月20日

まねきねことキツネとフクロウ

まねき猫とキツネとフクロウ

招き猫

まねき猫

鮎とイノシシとキジ

アユとイノシシとキジ

イノシシとシカ

イノシシとシカ

川をみるなまず

川を見るなまず

かめの彫刻

かめの彫刻

 

大屋のあゆ公園には、蛇紋岩(じゃもんがん)で作った動物たちの彫刻があります。

あゆ公園の入り口の広場に小さな山に2個の岩があります。その岩の上にしっぽの大きな狐と太った梟がとまっています。その岩の下には首に鈴をかけたまねき猫がいます。動物たちのいる山から地形は低くなり、6個の石を並べて川の流れを刻んでいます。その川の先には鮎のような魚がいます。よく見ると大きく目を見開いたカジカです。カジカは頭を出して猫たちに顔を向けています。

これは狐・梟・猫・カジカ、山と川を蛇紋岩で表したあゆ公園のモニュメントです。平成4年9月、大屋町が設置しました。昔、蛇紋岩のことを温石(おんじゃく)と呼びました。大屋谷温石は江戸時代から但馬の名産品でした。明治時代には温石で仏像などを製作しています。

少し離れて藤堂高虎の大きな石の記念碑があります。その横にも動物たちの彫刻があります。岩にのったしっぽの長い雉、自慢げに鼻をあげた猪、顔を少し上げて角をみせる鹿、川を泳ぐ鮎もいます。野山は私たち動物のものだと自慢しているように見えます。平成7年3月の制作です。

またあゆ公園の水車付近の川では、なまずやかめの彫刻があります。なまずの頭は子ども達が上にのって遊んで光っています。なまずは大きな目で川を見て自慢しているように見えます。

こうした動物たちの視線の先には野山をかけるガキ大将や牛で田を耕す村人たちの姿が見えるような気がします。

制作は彫刻家の松田一戯さん、石田えいじさん、松田政斗さんです。大屋町で取れた蛇紋岩という石を使った野外美術館があゆ公園にあります。動物たちの彫刻群が温かいまなざしで、ふるさと養父市を見守っています。

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