織部灯篭

更新日:2019年11月29日

離れの茶室の前の庭に織部灯篭が立てられており、茶人愛好の灯篭として完全な形が残っています。但馬の織部灯篭は、旧豊岡市に5基、出石町に2基、旧朝来町に1基あるだけで、合計9基しか確認されていません。大変珍しいデザインの灯篭です。

千利休の有名な弟子に古田織部という人がいます。織部灯篭は古田織部が考え出したものと伝えられるもので、桃山時代後期から茶室灯篭として愛好されるようになりました。さお(柱状の土台の上部)の部分がわずかにふくらんで十字形になり、下部に立像がきざまれていることから、キリシタン灯篭とも呼ばれます。

織部灯篭

                       織部灯篭

織部灯篭下部

                    織部灯篭下部

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