まちの文化財(152) 播但を貫く日本遺産

更新日:2019年12月05日

明延鉱山の探検坑道

明延鉱山の探検坑道

明延にのこる北星社宅

明延にのこる鉱山住宅

中瀬の町なみ

中瀬の町並み

中瀬鉱山の車両ナベトロ

中瀬鉱山の車両ナベトロ

 

平成29年4月28日、文部科学大臣は、養父市を含む6市町(養父市・朝来市・姫路市・市川町・福崎町・神河町)が申請した「播但貫く、銀の馬車道・鉱石の道」~資源大国日本の記憶をたどる73キロの轍~を日本遺産に認定しました。日本遺産は全国で合計54件となり、鉱山遺産では初めての認定です。

生野・神子畑・明延・中瀬の4鉱山では、電気機関車を利用して鉱石を採掘・運搬し、金属を取り出しました。平成19年に経済産業省が生野鉱山や明延鉱山などを近代化産業遺産33に決定したことを受け、「鉱石の道」と名付け、鉱山の遺産や技術、鉱山町を顕彰してきました。鉱石の道は、鉱山電車などを利用する鉱山技術の道でもあります。

日本遺産のストーリーでは三鉱山を金の中瀬、銀の生野、銅の明延と呼びます。明延鉱山は昭和62年に閉山して30年、中瀬鉱山は昭和44年に閉山して48年になります。鉱山に関わる様々な生活や文化、産業、さらには文化財や景観が日本遺産です。

この中に16件の構成遺産があります。養父市では、明延鉱山関連遺構・明延鉱山町、明延鉱山明神電車、中瀬鉱山関連遺構・中瀬鉱山町の3件です。

2020年の東京オリンピックにむけて全国100か所に日本遺産を認定し、地域特有の美しい日本の魅力を国内外に戦略的に発信し、地域振興や観光振興を推進する取組です。兵庫県を南北に貫く播但地域の6市町が連携し、姫路市飾磨港から生野鉱山に至る銀の馬車道、生野鉱山から中瀬鉱山へと至る鉱石の道、この道を一つの日本遺産の道として様々な遺産を地域振興や観光振興に活用します。

(参考)

銀の馬車道は、明治政府が国家事業として建設した産業道路を顕彰するための取組です。明治9年、工部省鉱山寮生野支庁(国の役所)が、姫路市の飾磨港から朝来市の生野鉱山まで、生野鉱山のための物資を運ぶ馬車専用道路(正式名称:生野鉱山寮馬車道)として建設しました。

日本遺産は、歴史的経緯や地域の風習に根ざして世代を超えて受け継がれている伝承、風習などを踏まえたストーリーを、都道府県や市町村が作成して国の認定を受けたものです。

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