澤田正春写真パネル「縁側に座る老女」
(所蔵、養父市)
澤田竹雲水墨画(所蔵、宿南宗恩寺)
澤田竹雲「牡丹と雀」(部分)(所蔵、八鹿老人福祉センター)
著書にある澤田正春のサイン
澤田竹雲「牡丹と雀」(部分)
(所蔵、八鹿老人福祉センター)
澤田正春(さわだまさはる)氏(大正6年から平成4年)は八鹿町舞狂出身の写真家です。本名は泉山義夫で、功績は「文芸写真を以って木曽路を世に蘇らせ、日本大正村(岐阜県恵那市明智町)の基を開く」と語られています。
昭和33年長野県南木曽町の発電所工事現場で働き始めたことを契機に、長野県塩尻市から岐阜県中津川市に至る木曽地方の写真を撮り続けました。昭和41年の「木曽路-その野趣と没落の美-」から始まる木曽路三部作と呼ばれる写真文集を出版し、観光の「木曽路ブーム」を巻き起こしました。
澤田氏は、青谿書院保存会の会報第4号(昭和55年発行)に「池田草庵がお供とともに木曽路を通ったのは、嘉永四年の四月の初めで、(旧暦)今から百三十一年前の晩春の日であった。江戸で佐藤一斎の講義を聞いての帰りを中山道へととって、木曽道へと入ったわけである。思えば、但馬の池田草庵がここに止宿してから十三年後には、同じすぐ前の御本陣に四万人という奉供人にかこまれた皇女和宮が泊まられる。池田草庵の旅日記との出会いも、私には大きな感動であった」と書いています。
昭和45年、第6回八鹿町民文化祭で特別展「木曽路の写真展」を開催し、平成27年八鹿文化会館で澤田正春写真展が開催され、「縁側に座る老女」などの写真が展示されました。
晩年には木曽路を案内した縁で前田青邨(せいそん)氏(中津川市出身、昭和30年文化勲章受章)に絵画を習い、澤田竹雲(ちくうん)と名乗りました。八鹿老人福祉センターには竹雲氏による水墨画、「牡丹と雀」(平成2年1月制作)が掲げられています。
註)写真「縁側に座る老女」は『木曽路』木耳社発行の72項に掲載されています。澤田先生から写真パネルを寄贈されました。
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