5月市長ふれあい広場

更新日:2023年05月15日

デジタルやAIなどの急速な社会の変化に合わせるよう自然の移ろいも忙しく進んでいます。春はあっという間に過ぎ去り、初夏の様相を呈しています。あれほど恐れていた新型コロナウイルス感染症は季節性インフルエンザと同じ扱いとなり、人々の社会・経済活動等は3年前の日常へと戻りつつあります。勇気を持ってマスクを外し、素敵な笑顔をふりまきましょう。

養父市国家戦略特区の象徴的取り組みとも言える企業による農地取得の法的期限切れが迫る中、現在行われている通常国会で、衆参両院の議決を得て期限の延長と事業の拡大方針が決定しました。農家の高齢化と後継者不足により、農地の荒廃と農業・農村の衰退が進む中、従来の制度を見直すことで、企業が自ら農地を所有し農家の一員となり農地と農業を守ろうとする、養父市だけに認められた制度でした。事業がスタートして約7年を経て、耕作放棄地の解消、農業生産の拡大、雇用の増大など多くの成果を上げてきました。これを踏まえ、この国会では、養父市と同じ取り組みを希望する自治体等が自らの意志で開始できるように法律が改正されました。養父市の革新的取り組みが日本の農地と農業を守るきっかけになったと自負しています。

持続可能な社会づくりには時代の変化に相応しい国等の制度変更は必要です。養父市は小さな存在ですが、より良い市民生活実現のため、柔軟さを失った既存制度に対し善玉の「獅子身中の虫」となり、時代に相応しい制度改正に向け全力を尽くします。皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。

養父市長 広瀬 栄

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