実施設計
『人と文化と郷土をつなぎ、未来を創る学びと交流の拠点』を施設のコンセプトとして計画を進めている養父市文化会館(仮称)の実施設計がまとまりましたのでお知らせします。

建物の概要
建設地
養父市八鹿町八鹿538番1ほか
延床面積
4,352平方メートル
駐車場
143台(ほか臨時駐車場あり)
構造・階数
鉄筋コンクリート造(RC造)、一部鉄骨造(S造)、2階建
客席数
650席
事業費
44億1,400万円


養父市文化会館(仮称)
立誠舎、旧山陰道、八木川を繋ぐ南北の通り抜け空間(小路)を中心ににぎわいを創出できるコンパクトな施設です。「学校帰りや仕事帰りにふらっと寄れる」「お互いの顔が見える」そして「一歩外へ出ると雄大な自然の中でのびのびと過ごせる」そんな文化会館です。
賑わいを生み出す「小路」
「小路」を挟んでホール棟と図書館棟を配置することで、日常のさまざまな活動をみんなが共有できる計画です。「小路」から施設全体へと連続的に繋がるような床仕上げなどで、建物の内外が一体的な活動空間となるように計画しています。

「まちなみ」や「やまなみ」をイメージした屋根
南北方向を妻面とした切妻屋根とし、養父市の特徴的な景観を表しています。屋根材には瓦を用い、地場製品であった「八鹿瓦」を歴史的、景観的に継承します。

一体感のあるホール
客席を扇形とすることで、演者と客席が近づき、より臨場感のあるホールとなっています。 アコースティックの音響に重点を置き、舞台は開口部の高さを充分に確保しています。 可動の音響反射板を設置することで、講演から演奏会までさまざまな演目に対応できます。 リハーサル室は、1階南側に設け、南側に広がる公園と一体的な発表の場としての活用できます。また、壁面の鏡により、ダンスや舞踊の練習にも利用できます。 ホワイエは、南北をガラスとすることで、まちなみややまなみが望める日常の憩いの場として利用できます。

まちのリビングのような図書館
図書館棟は、養父市産の木材を壁面に利用し、書架の木質化など温かみのある内装とし、テーブル席やカウンター席などさまざまな設えにより、読書や勉強など思い思いの過ごし方ができます。エントランス部分を挟んで北側に読み聞かせコーナー・児童書架、南側に一般書架・ラーニングコーナーを配置することで北から南へ、にぎやかなエリアから静かなエリアへと音の区画化を計画しています。

今後のスケジュール
令和元年12月 着工
令和3年6月 竣工
令和3年9月 グランドオープン
公民館
〒667-0021
養父市八鹿町八鹿538-1
電話番号:079-662-0070
ファックス番号:079-662-2288
更新日:2021年05月25日