養父市企業等支援優遇制度を活用し、成果を収めた事例について

   養父市を拠点に活動しているカタシマ株式会社は、令和元年10月25日（金曜日）に以下の2点について記者発表を行いました。

◆純米酒ジュレの完成及びロンドンでのイベントの活動報告について
   平成30年度の「養父市企業等振興奨励制度」のメニューの1つである「新商品開発研究奨励金」の認定を受け、養父市産の酒米から製造される純米酒「能座ほまれ」を使用した『純米酒ジュレ』を完成させました。
   本商品は、養父市の特区事業者「株式会社Amnak（養父市）」が能座地区で育てた酒米で製造される純米酒「能座ほまれ」を使用しており、なめらかな舌触りと日本酒の芳醇な香りを活かし、スッキリとした後味が特徴の大人のための日本酒ジュレです。また、保存性と利便性の高いパッケージを採用しており、常温での長期保存を可能にしています。
   なお、原料となる「能座ほまれ」を製造している「此の友酒造株式会社（朝来市）」は、全国新酒品評会で6年連続で金賞を受賞する但馬を代表する老舗酒蔵として専門家からも高く評価されています。
   また、「此の友酒造株式会社」と連携してロンドンでイベントを開催し、現地の高級レストラン「DININGS SW3」に本商品を使用したデザートを紹介していただき、好評を博しましたことから、今後の海外展開も期待されています。

・商品名及び販売価格
    こだわりの米と水の「純米酒ジュレ」 600円（税込：85g）
      ※アルコールが含まれている商品ですので、お子様、未成年、妊産婦、運転される方、お酒が弱い方はご遠慮ください。
・販売店舗等
    カタシマ全店（養父本店、豊岡店、丹波店、福知山店）、オンラインショップにて販売

・商品の詳しい情報は、下記URLをご確認ください。
    http://www.katashima.co.jp/item/gift/post_444.html

◆朝倉山椒のタプナードが「フード・アクション・ニッポンアワード2019」に選ばれた件について

   カタシマ株式会社が製造している『朝倉山椒のタプナード』が、日本全国の優れた地方産品を発掘することを狙いとするコンテスト「フード・アクション・ニッポンアワード2019」に選ばれました。
   本商品は、同社が平成26年度の「養父市企業間連携推進支援事業」を活用し、「おのやま庭園（養父市）」と連携して開発した商品です。養父市の特産品として官民一体となり産地化を進めている「朝倉山椒」の特徴（柑橘系のフルーティーさと独特の刺激）を持った新しい味わいのある調味料として野菜、肉、魚介と幅広い食材に使われています。
   また、平成28年度には、養父市の農林水産物並びに加工品、調理品、技術、サービス、観光等数多くある地域資源等の中で優れた商品であることから「養父市地域ブランド推奨品」に認定されており、市としてもイベントなどでPRをしています。

・フード・アクション・ニッポンアワード
   国産農林水産物の消費拡大を目指し、大手百貨店、流通、外食事業者等が審査委員となり、日本全国の優れた産品を発掘・表彰する農林水産省が主催するコンテストです。11回目を迎える今年は、全国か1491産品の応募があり、10社しか選ばれない最優秀賞である「受賞」に選ばれました。
・最終審査委員企業

   アマゾンジャパン合同会社
   イオンリテール株式会社
   株式会社イトーヨーカ堂
   株式会社オンワードホールディングス
   株式会社紀伊國屋
   株式会社トランジットジェネラルオフィス
   株式会社阪急阪神百貨店
   株式会社フォーシーズ
   株式会社星野リゾート
   株式会社ローソン

・選定審査委員コメント
   株式会社トランジットジェネラルオフィス
   執行役員 オペレーション事業本部長 木村 学也 氏
「弊社は60業態ほど展開をしていますが、非常に展開性が高いと思いました。山椒という日本原産のスパイスをうまく使い、海外の人にも馴染みやすく加工している点を評価しています。」
・受賞者コメント
    カタシマ株式会社
    取締役営業本部長 廣氏 隆之 氏
「兵庫県養父市は朝倉山椒の発祥地。日本ならではのスパイスを世界へ広めるために、これからもますます努力していきたいです。」

・詳しい情報については、下記URLをご確認ください。
    https://fanaward.jp/
・商品の詳しい情報について、下記URLをご確認ください。
    http://www.katashima.co.jp/item/gift/post_289.html

   また、この記者発表の前日には、市役所を訪問し、市長に活動内容及び受賞の報告をされました。カタシマ株式会社廣氏代表取締役は、「6次産業化は人とのつながり。1人では何もできないし、数年かけてようやく結果が実りだしてきたものがある。今後も”食”を通じて但馬の食材の素晴らしさを様々な方々に伝えていきたい」と話されました。