明神軌道で活躍した電車

展示場所……明延いこいの家  

重量……5.5トン 速度……10キロメートル

牽引力…850キログラム

規模......長さ3560ミリ、幅121ミリ、高さ158ミリ

軌間……762ミリ（当初は500ミリ）

車輪径…740ミリ（神子畑展示場5トントロリーと共通）

パンタグラフ…Z型、鉱山学習館10トントロリーと共通

製造年…昭和17年4月

三菱電機株式会社製造製造所は 日本輸送機

付属品…前面：ホーン1個・ライト1個後面：ライト1個

窓………前側右面1個、後面1個、開閉可能

ドア……前側左面に入口1個

用途……明神軌道の客車の牽引車両、定員1名

特徴........当初は軌間500ミリの5トン機として生野鉱山に 配備、明延で改造し明神軌道で運行  

展示場所......明延いこいの家前の専用軌道「一円電車明延線」

規模……長さ5830ミリ、幅1250ミリ、高さ1905ミリ

軌間……762ミリ、ボギー台車式

車輪径…390ミリ（5トングランビー鉱車と共通）

パンタグラフ…なし

製造……昭和24年、明延鉱山工作課神子畑機械工場

付属品…前面：コンセント1個、後面：コンセント1個

窓………前面1個、右面5個、左面5個、後面1個

ドア……中央右側に1個

用途……明神軌道専用の客車、定員23人

特徴……昭和25年12月4日、三菱鉱業第2代社長羽仁路之氏の視察に伴う特別客車として製造した。 設計は勝部郁男氏 。現在、一円電車明延線客車として利用される  

展示場所……明延いこいの家

重量……2.3トン

速度……6キロメートル

牽引力…228キログラム

規模……長さ2900ミリ、幅1240、高さ1835ミリ

軌間.........762ミリ

車輪........幅390ミリ

パンタグラフ菱型（電動客車赤金号と共通）

昭和27年製造、明延鉱山工作課機械工場

付属品:前面：ホーン、ライト、後面：ライト 窓（前面2個、右面2個、左面2個、後面3個） ドア中央右側に1個

展示場所……明延鉱山学習館

重量……推定3トン

速度……9.5km/キロメートル

牽引力…340キログラム

規模……長さ3450ミリ、幅1210ミリ

               高さ1880ミリ

軌間……762ミリ（当初は500ミリ）

車輪径…前輪630ミリ 後輪390ミリ

パンタグラフ…....菱形

製造……昭和28年、明延鉱山工作課で客車に改造。  

（『一円電車と明延鉱山』岡本憲之著、神戸新聞出版センター、参考）