負傷者がでたら…

更新日:2023年11月22日

大規模災害では、土砂くずれ、建物の下敷き、割れたガラス、落下物などによって多数の負傷者が発生します。

負傷者が発生したときは、応急手当を行い、負傷の程度にあわせて適切な措置を取りましょう。

負傷者がでたら

1.まずは、応急手当

負傷者が出たときは、地域住民で協力して、傷口の消毒、止血などの応急手当を行いましょう。いざというときに役立てためにも、ふだんから応急手当の講習会などに参加し、応急手当の技術を学んでおきましょう。

2.重症の場合は消防署へ通報

重症の場合は消防署に通報しましょう。救急車で公立八鹿病院などに搬送します。一見、軽症に見えても、建物の下敷きとなった場合は、挫滅症候群(ざめつしょうこうぐん)により、緊急的な処置が必要となるので注意が必要です。

3.軽症の場合は救護所へ

すり傷、切り傷、打撲など比較的軽症で、生命に影響がない場合は、地域住民で協力して最寄りの救護所に運びましょう。

~挫滅症候群(クラッシュシンドローム)とは~

挫滅症候群(クラッシュシンドローム)とは、長時間(4~8時間)、体が圧迫された場合に筋肉の組織が破壊され、その破壊された筋肉から発生したカリウムなどの有毒な物質が、圧迫が解けた後に、血液中に溶けだして全身にまわる症状をいいます。

発生した有毒な物質が腎臓の機能を低下させ、あるいは、心停止をひきおこしたりします。

クラッシュシンドロームの処置として、早期に人工透析を行う必要があります。したがって、数時間後に救出された人は、すぐ公立八鹿病院などへ搬送し、医師に次の事項を伝えましょう。

  • 救出時刻
  • 圧迫された部位と状況

この記事に関するお問い合わせ先

防災安全課
〒667-8651
養父市八鹿町八鹿1675
電話番号:079-662-2899
ファックス番号:079-662-7491

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