2月市長ふれあい広場
能登半島で元日の夕刻、大地震が発生し、多くの方々が亡くなられ、被災されました。心よりご冥福を祈るとともにお見舞い申し上げます。
都市部（潜在力の高い地域）ではない、過疎の進む地方（潜在力の低い地域）の地震ということで、今後を大変危惧しています。
発生から一カ月が経ち、被災者の厳しい生活環境を報道で見聞きするにつけ、自分事のように身につまされます。地方部で被災が繰り返されると、若者はもちろん、大人たちも安全を求め他の地域に移り住むことになります。早く手を打たなければ過疎化が急速に進み、まちが消滅してしまうのではとの切実な心配に駆られます。
今の能登は、高齢化と過疎化という同じ悩みを抱える但馬の未来を見ているような気がします。
壊滅的な被害を受けた能登の復旧・復興が国を挙げて行われ、能登の良さを残しながら、安心で快適に住むことができるようまちの再生が迅速に行われることを強く望みます。
能登の復興は、全国の過疎地域における「地方創生」実現のモデルとなる真の「創造的復興」が必要です。総力を挙げて能登の復興支援を行わなくてはなりません、そこには日本の地方・国の未来の姿があるからです。
皆さまから心のこもった義援金等をいただき、感謝申し上げます。
今後とも、被災者に寄り添い、地域の持続を目指した息の長い支援を行う考えです。
養父市長 広瀬 栄
更新日：2024年02月15日