10月市長ふれあい広場

9月18日から20日までの間、インドネシアの首都ジャカルタを訪れました。国（総務省）が毎年アジア各国で行っている、アジア地方行政セミナーに参加するためです。日本では、国・県・市区町村がそれぞれの機能や役割に応じて、市民の生活を守り、地域の活性化を図っています。アジアの国々が目指すことは、国により行政の仕組みや制度は異なりますが、国や地方の発展と豊かな国民生活を実現することです。各国では地域が抱える様々な課題を解決し、豊かな地域づくりのための取り組みが行われており、経済先進国として成熟期にある日本社会の現状は、それぞれの国々にとって先進的事例となります。また、日本がそれらの情報を積極的に各国に伝えることは国際協力としての意義があります。

今回のセミナーでは、インドネシアからは内務大臣をはじめ、国や自治体等の幹部職員が、日本からは総務省や日本大使館職員等が出席し、「地域活性化」、「人材育成」をテーマに双方の関係者による講演や討論が行われました。私は地域活性化をテーマに、朝倉山椒の海外輸出や特産化における挑戦について講演を行いました。彼の国は、日本の経済成長期（昭和30～40年代）を彷彿させるような若く活気に溢れた国です。面積・人口ともに日本の倍以上あり、大きな潜在力を秘めた国であると感じました。養父市では持続可能な地域づくりを掲げていますが、その実現に向け、若い力のある外国の自治体との連携を考える必要性を感じました。皆さまのご意見等を賜りたいと考えています。

養父市長 広瀬 栄