9月市長ふれあい広場

更新日:2023年09月15日

お盆の8月15日、台風7号が養父市を南北に縦断し、日本海に抜けていきました。15日未明から降り始めた強い雨は、小佐地区では半日で300ミリを超すという、養父市観測史上初めての短時間での強い雨となりました。大災害となった平成16年の台風23号、平成2年の台風19号、さらには伊勢湾台風で降った雨の総量はいずれも約300ミリ前後でしたが、これらの雨は数日間かけて降っています。

今回の豪雨は谷川を溢れさせ、中村・椿色地区の集落内道路を川に変え、人家や農地に流れ込みました。市内各地域でも同じような災害が起きました。市では、対策本部を設け、市民全員に対し避難指示(レベル4)を出し、市民自らが命を守る行動を取ることを促しました。幸い、市民並びに消防団員等の適切で素早い行動と対応により、人命に関わるような大被害の発生はありませんでした。不幸中の幸いと胸をなで下ろしています。被災されました皆さまに心からお見舞い申し上げます。

現在、市と地域の役員等が協力して被害調査を行っていますが、未報告の被災箇所があれば、市役所や地区役員さんに報告してください。今後は早急な復旧、復興に努めます。

温暖化による気候変動により台風等の自然災害は巨大化し、大地震の危険性も叫ばれています。これらの災害発生に備え、誰もが適切な行動により自身と地域を守ることができるよう、9月3日、市内全域で一斉避難訓練を行いました。多くの市民が参加し、災害は常に身近にあるものとして、普段からの準備の大切さを体感していただくことができました。ご協力に感謝申し上げます。

養父市長 広瀬 栄

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