3月市長ふれあい広場

一雨ごとに桃の蕾が大きくなってきています。花が咲くことを古くは「笑う」と言っていたようですが、頬にそよぐ春風に微笑みを感じるこの頃です。コロナ対策に騒然とする人の社会とは関係なく、自然の営みは悠々と流れ、時を刻んでいます。

3月は、1年の行政の締めくくりの月です。1年間の清算と成果を確認し、新しい年度のスタートに向け、準備を行う大切な月です。その慌ただしさから時間が経つのを早く感じさせます。「3月は去る」と言われるゆえんです。昨年の今頃は、未知のコロナウイルスを恐れ、感染防止に懸命の取組を行っていました。国は緊急事態宣言を発出し、全国の学校に休校を要請して卒業式や入学式は関係者のみに規模を縮小して行われました。

今年に入り、再度の緊急事態宣言が兵庫県を含む全国10都府県に発出されましたが、2月28日で近畿3府県を含む6府県が解除となりました。これまでのイベントや会合・会食、外出等の抑制や自粛は、日常生活や経済活動に大打撃を与えました。

2月28日現在、養父市からの感染者は確認されていませんが、いつ発生してもおかしくない状況です。今後とも市民の皆さまへの感染防止と市民生活ならびに市内企業経営維持に向けての支援に全力を尽くしたいと考えています。今年の卒業式等についても、感染防止の観点から縮小して行う予定ですが、感染状況等を見据えながら、慎重かつ柔軟な対応を取ることとします。ご理解ご協力をお願いします。

※ワクチン接種については適宜お知らせします。

養父市長 広瀬 栄