2月市長ふれあい広場
立春も過ぎ、心なしか日が長くなった気がします。
新型コロナウイルス感染症拡大により、1月7日と13日に兵庫県を含む1都2府8県に緊急事態宣言が発出されました。年末からの新型コロナウイルスに関する社会情勢を鑑みて、養父市では1月10日に予定していた成人式を延期することにしました。新成人の皆さんからは一生に一度の大切な人生の節目であり、予定通り実施してほしいとの意見もあり、リモート開催なども考えました。
一方で「友人と会う楽しみがなくなる」「現状では参加のために帰省すると故郷に迷惑をかける」「コロナ禍が収まって安心できる状況になるまで延期するべき」などさまざまな意見をいただきました。
市の状況を鑑みても、成人式参加予定者約200人のうち、約75%の人が都市部からの帰省となります。
無症状の若い世代の感染者の移動や家庭での多人数の会食が感染拡大の原因となっているとの報告もなされています。大人への第一歩を踏み出す大切な式典であることはよく理解していますが、高齢化の進む養父市で、一時的に多くの若者が帰省することにより、市内や家庭等での感染リスクを考えたとき、最終的に延期を選択せざるを得ませんでした。
今後、開催時期などについては、コロナの状況等を見ながら実行委員会と相談し、決定します。
新成人にとって、困難を乗り越え、コロナ後の希望に満ちた新しい時代への輝かしい一歩を踏み出すことができる、意義ある成人式にしたいと考えています。
皆さんのご理解とご協力をお願いします。
養父市長 広瀬 栄
更新日:2021年02月15日