12月市長ふれあい広場
師走を迎え、山の紅葉も色あせ、氷ノ山の吹き下ろしに冬の気配を感じるこの頃となってきました。
昨冬は雪が降らない異常な暖冬となり、またその後のコロナ禍によりスキー場は継続してお客を迎えることができませんでした。ほぼ1年を通じて来場者がないという異常な事態となり、民宿等観光事業者の経営は大変厳しい状況にあります。
気象庁の長期予報によれば、今年は寒い冬になるとのことで降雪が期待できそうです。スキー場に再び人々が戻り、にぎやかになり地域の活力が増すことを願っています。
暖冬やコロナ禍による逆境の中でも民宿等観光関連事業者の皆さまは、手をこまねいているのではなく、暖冬等で離れたお客を再び呼び戻せるよう、ソフト、ハード両面での新たな仕組みを作り、対策を行ってこられました。今後もコロナ禍にあって市外からの来客の見通しは不透明な部分もありますが、まずは地域の人々がお客となることが大切であると考えます。
養父市民は雪とスキー場という固有の魅力的な観光資源に恵まれており、それらを活用することは地域が豊かになることにもつながります。この冬は、スキー場に足を運んでみてはいかがでしょうか。
新型コロナウイルスの感染者は全国的に急増しています。年末年始における行動抑制等を余儀なくされるかもしれませんが、市民の皆さまには感染防止に一層の注意をお願いします。
市民の皆さまとともにこの難局を乗り越えられるよう頑張ります。良いお年をお迎えください。
養父市長 広瀬 栄
更新日:2020年12月15日