10月市長ふれあい広場

更新日:2020年10月16日

9月下旬の連休に、わがやの稲刈りを行いました。田植え後の日照不足と猛暑、倒伏により収量が心配されましたが、結果はほどほどの収量がありホッとしました。わがやでは、耕耘から田植えは自身で行いますが、刈り取りと乾燥は専業農家に委託します。コンバインが入る前に田の隅を手刈りしながら幼い頃を思い起こしました。当時は今のようにコンバインや乾燥機もなく、鎌で稲を刈り、わらで結束し、稲木にかけて乾燥し、脱穀機でもみを落とし収穫しました。祖父母や父母、姉弟で朝から夕方まで何日も掛けて作業を行いました。腰を曲げての厳しく辛い農作業も、家族の会話と労り、団らんにより癒やされ、翌日への活力となりました。あぜに咲く彼岸花が一層の郷愁を誘い、穏やかで懐かしい生活の記憶を思い起こしながら縁刈りを行いました。

50年ほど前の懐かしい記憶の中には、まちの隅々まで活力があり、素晴らしい故郷養父市があり、元気な子ども達の声が響いていました。農業の機械化、大規模化は進みましたが、若者の数は少なくなりました。コロナ後の理想の新時代は、懐かしさと先進技術が融合した、感染症に負けない、人が住みやすく希望に満ちた農村社会の到来であると考えます。国家戦略特区等による従来の制度や生活習慣等の大胆な変革により、明るい希望に満ちた地域づくりと養父市創生の実現が可能になります。

3期目最後の市長の便りとなりました。この4年間の市民のご理解とご協力、ご支援に心より感謝申し上げます。

養父市長 広瀬 栄

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