8月市長ふれあい広場
遅い梅雨明けとなりましたが、今年も豪雨により河川の氾濫や土砂災害による大きな被害が全国的に発生しました。被災された皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。
繰り返される洪水や土砂災害の報道に接し、地方発の国土強靱化をより強く訴えなければとの思いを抱いています。被災地のテレビ報道等に接し、新型コロナウイルス感染防止のため支援者を地域限定にしたことも原因かもしれませんが、若者がいて復旧や地域の再生に力強さを感じた平成の前半頃に比べ、高齢化した被災者が多くなり、今昔の感に堪えません。国内の少子化・高齢化を目の当たりにし、被災地の早期復旧を願いながらも、地域の持続を可能にする地方創生が急がれることを痛感しました。
新型コロナウイルス感染拡大は、第2波の様相を呈しています。但馬地域もいずれはと恐れていましたが、8月1日、朝来健康福祉事務所管内で感染者が確認されました。重症化になりがちな高齢者が多い但馬地域においては感染拡大を防ぐことが重要です。併せて、感染者を非難しないことも大切です。感染者に対する誹謗・中傷はあってはならないのです。
私たちが闘う相手は、目に見えないウイルスです。一人一人がお互いの立場を尊重し、思いやり、励まし支え合う、そのことを誇りに思える地域にならなくてはなりません。
新型コロナウイルスとの闘いは、今後も続きます。誰もが感染する可能性があります。自分が感染者になるかもしれないと自覚しながら、日々、感染予防対策を行っていただきますようお願いします。
養父市長 広瀬 栄
更新日:2020年08月15日