5月市長ふれあい広場

  新緑が萌え、1年を通じて最も希望に満ちたこの時期ですが、新型コロナウイルス感染症の大流行により重苦しい季節となってしまいました。世界中にまん延した新しいウイルスは人類にとって未知の経験であり医療崩壊を招くなど、大きな不安と脅威を人間社会に与えています。第二次世界大戦以来の危機であり、人・物・情報の動きが国際化した現代、ウイルス対策による移動制限等は国際的な経済不況を引き起こし、リーマンショック以上、昭和の大恐慌に匹敵する難局であると言われています。

  国は感染拡大防止と早期収束を図るため緊急事態宣言の延長を行い、学校の休校も再延長しました。兵庫県も組織を挙げて感染防止と沈静化に取り組んでいます。市もこのことを真摯に受け止め、市民の安全と命を守ることを最優先に、市独自の非常事態宣言を発表しました。市内はもとより但馬で感染者が出れば、地域医療は崩壊し住民の命を守ることができなくなります。安全で安心できる日常生活を1日も早く取り戻すために今はひたすら我慢し、耐えることが必要です。人と人の接触により感染は起こります。感染者が多い都市部との交流や帰省などは感染拡大の大きな原因となりますので、強く移動の自粛を求めます。大変辛いお願いですが、もうしばらく我慢していただきますようご協力をお願いします。

  国・県による給付金や支援金等の経済対策に併せ、市も独自の生活支援や事業支援等を実施します。詳細は市広報等でお知らせしていますのでご覧ください。

養父市長 広瀬 栄