ノロウィルスによる感染症及び食中毒の予防啓発について

更新日:2019年10月31日

感染性胃腸炎は、例年、11月下旬から患者数が増加し始め、12月中旬頃にピークを示す傾向にあります。この時期に発生する感染性胃腸炎は、ノロウイルスによる感染症や食中毒が主要な原因です。

ノロウイルスによる感染症及び食中毒の発生を予防するため、次の事項について周知するようお願いします。

一般的注意事項

用便後、食事前は、必ず、石けんを用いて十分に手を洗うこと。
 おう吐、下痢等の症状がある場合は、ノロウイルス感染を疑い、用便後の手洗いを徹底すること。また、手洗いに際しては、タオルの共用を避けること。
下痢等をしている者の着替え等の介助をした際は、手洗い等を徹底すること。
便や吐物を処理する際は、直接手を触れず、使い捨て手袋等を使用し、おう吐物の飛散に注意し、高濃度の次亜塩素酸ナトリウム溶液を用いて適切に処理すること。また、その使用に当たっては、誤飲等に注意すること。なお、アルコール及び逆性石けんは、ノロウイルスに対する殺菌効果を期待できないため、使用しないこと。
ノロウイルスは、通常、感染後1~3日で回復するが、下痢、おう吐による脱水症状を起こすことがあるため、早めに医師の診察を受けること。
次のア~ウに該当する場合は、最寄の健康福祉事務所(保健所)に届け出て指示を仰ぐとともに、養父市介護保険課あて報告すること。
ア 死亡者又は重篤患者が、一週間以内に2名以上発生した場合
イ 10名以上又は全利用者の半数以上の感染者が発生した場合
ア、イ以外に、通常の発生動向を上回り、特に報告が必要と認められる場合

 

 

調理等の際の注意事項

嘔吐、下痢等の症状がある場合は、ノロウイルス感染を疑い、症状がなくなるまでは調理に従事しないこと。また、家族に同様の症状がある場合においても同様の感染を疑い、自らの感染防止等に留意すること。
調理前の手洗いは、石けんを用いて時間をかけて十分に行うこと。
未加熱で提供する野菜や果物は、次亜塩素酸ナトリウムで消毒(100mg/L で10分間又は200mg/Lで5分間浸漬)し、流水で十分にすすぐこと。
調理品の盛り付けを行う際は、調理前と同様に十分な手洗いを行うこと。また、盛り付け専用の箸や合成樹脂製手袋等を用いることが望ましいこと。

 

 

参考資料

 

1 兵庫県ホームページ

(1)「ノロウイルス対応標準マニュアル(第3版)」

(2)「ノロウイルスによる食中毒について」

2 厚生労働省ホームページ「ノロウイルスに関するQ&A」
3 国立感染症研究所ホームページ「ノロウイルス感染症とその対応・予防(医療従事者・施設スタッフ用)」
4 平成17年2月22日付厚生労働省健康局長等通知「社会福祉施設等における感染症等発生時に係る報告について」

この記事に関するお問い合わせ先

介護保険課
〒667-8651
養父市八鹿町八鹿1675
電話番号:079-662-7603
ファックス番号:079-662-2601

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