令和6年度 人と環境にやさしい農業フォーラム

更新日:2025年04月01日

人と環境にやさしい農業について市民のみなさまに知っていただく、理解を深めてもらうことを目指してフォーラムを開催しました。

環境負荷のちいさな農業を推進している株式会社坂ノ途中 代表の小野邦彦さんの基調講演をはじめ、市内実践者の取組発表や養父市の事業報告を行いました!

令和6年農業フォーラムチラシ表

農業フォーラムチラシ 表

令和6年農業フォーラムチラシ裏

農業フォーラムチラシ 裏

開催日 2025年2月16日(日曜日)午後1時30分開演、午後4時ごろ閉演

会場 養父市立ビバホール(養父市広谷250)

参加者 約120名

R6農業フォーラム

1. 事例発表

養父市内でどんな方がどんな活動を行っているのかを知っていただくため、フォーラムでは毎年有機農業者や関係事業者の方に事例発表をしていただいています。今年度は6次産業や体験農園の運営など、消費者に近い方々に日々の取組について発表してもらいました。

水垣 篤さん(八鹿酒造有限会社 代表取締役)

江戸時代創業といわれる八鹿酒造有限会社では地域の豊かな環境をこどもたちへ残すため、無農薬・無肥料で酒米やもち米の自然農法栽培に取組んでいます。当日水垣さんからは会社の取組や今後の展望、有機農業が広がることへの希望などをお話していただきました。

池田 一成 さん(大谷校区協議会 代表)

地域住民の豊かなくらしに繋がる様々な活動を行う大谷校区協議会では、活動の一環として講義や実践で有機農業を学べる体験型農園を運営しています。代表の池田さんからは有機農園の運営を軸に、協議会のあり方や地域住民との関わり方、地域の活性化に向けた展望等をお話していただきました。

2. 基調講演

小野 邦彦さん(株式会社坂ノ途中 代表取締役)

  「未来につながる農業を考えよう。-坂ノ途中の試行錯誤をてがかりに-」

「100年先もつづく農業を」をビジョンに掲げ、提携生産者が栽培した農産物の販売や環境負荷の小さな農業を広げるため様々な事業を展開している株式会社坂ノ途中。

代表の小野さんにお越しいただき、有機農業にふれる第一歩として知っておくといいこと、農業を未来につなげるためにできること、などを坂ノ途中のこれまでの取組を参考にお話していただきました。

坂ノ途中小野さん

小野邦彦さん(株式会社坂ノ途中)

昨今の就農希望者には環境負荷の小さい農業をしたい、興味があるという方が多いのですが、ゼロからスタートするのでどうしても小規模経営になります。
収穫量の少なさ、不安定さから一般的な流通とのバランスが保てず経営が成り立たない方が多いそう。

環境負荷の小さな農業を広げるためには新規参入者が必須ですが、続けられる人が少ない…そんな現状を打開すべく新規就農者と連携して坂ノ途中が行ってきたことを皮切りに、有機農業とはそもそも何なのか?今取り巻く環境はどうなっているのか?についてもとてもわかりやすくお話いただきました。

取組発表と基調講演をとおして参加された方にはきっと、養父市でもできることはあるだろうか、消費者としてできることはあるだろうか、そんなことを改めて考えるきっかけになったと思います。

この記事に関するお問い合わせ先

農林振興課
〒667-0198
養父市広谷250-1
電話番号:079-664-0284
ファックス番号:079-664-2528

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