うだつの街並み

更新日:2019年11月25日

円山川と八木川が合流する盆地に位置する養父市八鹿町八鹿は、舟運が物流の主役だった時代は、船着場として栄えました。 さらに江戸時代後期に、但馬地方で養蚕が盛んになると、繭や生糸の集散地となり、八鹿商人は大いに活躍しました。その結果、新町区や諏訪町区などの古くからの商店街には、うだつのある建物が多く見られます。

うだつ

「うだつ」は、もともとは延焼を防ぐ目的だったものが、時代とともに家の装飾になり、さらに「うだつがあがらぬ」といわれるように、家格を示す象徴になったとされています。

八鹿地域に多く残るうだつのある屋敷は、“八鹿商人”たちの誇りの表れであり、心意気なのです。