満福寺

更新日:2019年11月25日

今から1200年前に僧行基によって開かれたと伝えられる真言宗の名刹です。

幼くして父母を亡くした池田草庵が子どもの頃に学んだお寺としても有名です。 中世の頃は19もの坊があり大変栄えましたが、豊臣秀吉の但馬征伐で伽藍は焼け、寺田も没収されました。 現在、周辺はよく整備され、木々の中を散策する遊歩道などもあります。”但馬聖人”池田草庵の気分で歩いてみるのもおすすめです。

池田草庵の写真
但馬聖人 池田草庵

文化10年(1813)に養父市八鹿町宿南の農家に生まれた草庵は、10歳で母を12歳で父を亡くし、広谷村の満福寺に入山して修行をはじめました。その後、18歳で寺を出て、京都の相馬塾に入門。1年足らずで塾頭になった草庵は、30歳にして帰郷し「青谿書院」を開塾。

66歳で亡くなるまで、多くの門人を教育しました。