第15回養父市国家戦略特別区域会議が開催されました(令和2年2月28日)
今回の区域会議では、「企業による農地取得の特例(法人農地取得事業)」を活用する区域計画を提案しました。詳細は、下記のとおりです。
区域計画等について
1.事業概要について
株式会社養父町開発が約29アールの農地を取得し、桑畑を整備を行います。日本の近代養蚕業の基礎を作った上垣守国の生誕地である養父市において、企業・社会福祉法人・農業高校等の連携による新たな養蚕業のモデルを確立し、地域経済の活性化を図る計画です。
2.区域会議における発言要旨
山下吉正副市長
日本の近代養蚕業の礎を築いたまちとして、養蚕業の復活を目指すプロジェクトをスタートさせました。取得予定の農地で、桑を栽培し、新しい養蚕業のモデルを確立してまいります。
これまで、「企業による農地取得の特例」を活用した企業が、休耕田を再生し、酒米やにんにくなどの産地化を図るなど、地域経済の活性化に寄与しています。
本特例は、耕作放棄地の増加が急激に進行する中山間の農業、農村生活を守る有効かつ革新的手法であることは、養父市の成果を見れば明らかです。時限立法は令和3年8月末とされていますが、養父市の成果を踏まえ、制度の広域的展開と拡充に向けて早急に議論をお願いいたします。
株式会社養父町開発 高階総務部長
地域の活性化に寄与するべく、桑畑の整備に着手します。そのために農地を取得し、地域に根差した事業を展開したいと考えています。
今後の手続きについて
区域会議で作成した区域計画(案)は、後日開催される国家戦略特別区域諮問会議を経て、内閣総理大臣が認定。その後速やかに企業、市、農地所有者間で農地売買契約を締結する予定です。
区域会議 養父市提出資料
PDFファイルの内容についてご説明をご希望の方は、経営政策・国家戦略特区課にご連絡ください。
更新日:2022年04月01日