「高血圧」を予防しましょう

更新日:2021年02月17日

高血圧は日本でもっとも患者数が多い病気で、現在約4300万人の患者がいると推計されています。しかし、その中で適切に血圧がコントロールされているのは1200万人程度と考えられており、自分が高血圧であるか知らない人、知っていながら治療を受けていない人がかなり多い状況です。

養父市内の状況

2人に1人が血圧高めです。(40歳以上の働き盛り世代の特定健診結果(兵庫県市町別)より)

血圧が基準値(※)を超えている人の割合は、男性(収縮期:52.7% 拡張期:34.7%)、女性(収縮期:37.9% 拡張期:19.0%)となっています。

男性は、収縮期・拡張期ともに県下ワースト1位、女性は、収縮期:県下ワースト4位、拡張期:県下ワースト1位と、他の地域と比べても、養父市は血圧が高めの方が多い地域です。

(平成27年度兵庫県特定健診データ解析より、特定健診の基準値:130/85mmHg)

高血圧の予防は、糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病の予防にもつながります。

生活習慣を見直して、血管とからだの健康を守りましょう。

高血圧とは

高血圧の診断について

高血圧の診断には、一般に病院・クリニックなどで測る診察室血圧と、自宅で自分で測る家庭血圧が用いられます。

高血圧の判定では、家庭血圧のほうが優先して用いられます。

血圧測定は1日だけでなく別の日にも行い、数回の測定結果をもとに判定します。

診察室血圧では、どちらか一方でも140/90mmhg以上、家庭血圧では、5~7日間測定した値の平均をとり、どちらか一方でも135/85mmHg以上であれば、高血圧と診断されます。

高値血圧に注意

高血圧でなくとも、高値血圧の人は、正常血圧の人に比べて脳心血管病の危険性が高いことが近年わかっています。また、その危険性は、糖尿病や慢性腎臓病などの合併症や喫煙習慣のある人ではさらに高くなります。高値血圧の人も、放置しないようにしましょう。

血圧値の分類

※一般向け高血圧治療ガイドライン2019解説冊子「高血圧の話」(日本高血圧学会発行)p6より許諾を得て転載

高血圧の症状

高血圧は自覚症状がないことが多いですが、早朝の頭痛、夜の頻尿や呼吸困難、めまいやふらつき、下肢冷感(足の冷えを感じる)などの症状があるときには、高血圧によって臓器が傷つきはじめていることが疑われます。

高血圧状態を放置すると血管が硬く狭くなり(動脈硬化)、突然、脳卒中や心筋梗塞など命に関わる病気になることがあるほか、徐々に腎機能が低下して透析治療が必要になることもあるため、早期発見・早期治療が重要です。

高血圧の原因

日本人の高血圧の8~9割が本態性高血圧で、中年期以降にみられ、親が高血圧の場合に起こりやすいといわれています。

高血圧には家族性の要因が60%あるといわれています。これには遺伝的要因と、家族で似たような生活環境(食塩摂取量が多い、運動不足など)にあるという環境要因の両方が関係していると考えられます。

高血圧の予防や改善には、子どもも含めた家族全員で、食生活を中心とした生活習慣の見直しがきわめて大切です。

定期的な血圧測定が大切です

家庭血圧は下図のように、朝と夜の1日2回、座位で測定します。

血圧は1日の中で大きく変動するものであり、特に高齢の方はわずかな刺激で大きな変化があらわれやすくなるため、なるべく同じ時間、同じ条件で継続して測定しましょう。

朝・夜以外にも、仕事中やストレスの多いときなどに血圧が高くなることがあるため、測定条件を守って測ることもよいでしょう。

測定した血圧は継続して記録しておくことで、診断や治療に役立ちます。

測定の際の注意点

  • 朝は起きて1時間以内、夜は就寝前に測定する
  • トイレは先に済ませておく
  • 歩いたりした後はすぐに測定せず、座って1~2分間の安静を保ってから測定する
  • 測定中は話をしない、力を入れたり動いたりしない
  • 血圧計のカフ(腕に巻く部分)の高さと心臓の高さを合わせる

正しい血圧測定方法

※一般向け高血圧治療ガイドライン2019解説冊子「高血圧の話」(日本高血圧学会発行)p10より許諾を得て転載

高血圧の予防について

生活習慣を見直しましょう

高血圧の予防や改善には、生活習慣の改善が不可欠です。

高血圧が軽度の場合は生活習慣の改善から始め、治療中の方でも生活習慣を改善することで薬の量が減ることがあります。

これらの生活習慣の改善は、ひとつだけを集中して行うよりも、組み合わせて行うことで効果が出てきます。

生活習慣改善

※腎障害のある方は野菜・果物の摂取については医師に相談してください。

また、糖尿病・肥満の方は果物の食べ過ぎに注意しましょう。

上手な減塩のコツ

本態性高血圧患者では、食塩摂取量を1日1g減らすことで、収縮期血圧を平均1mmHg強を下げることが期待できます。

減塩の効果は血圧が下がるだけでなく、脳卒中や心臓病、腎臓病や胃がんのリスクを下げることも期待できます。

また、子どもの頃から食塩摂取量を少なくすることで、将来高血圧になる危険性を低くすることができます。

日本高血圧学会減塩委員会のウェブサイトでは、食塩含有量の少ない食品や、美味しい減塩レシピも紹介されています。

市では、高血圧や減塩のポイントについてまとめたリーフレットを作成しています。

減塩(かくれ食塩)
減塩(食べ方)

減塩チェックリストをつけてみよう!

日頃の塩分摂取量について、得点の高い項目があれば、意識して気を付けましょう。

減塩チェックリスト

この記事に関するお問い合わせ先

健康課
〒667-8651
養父市八鹿町八鹿1675
電話番号:079-662-3167
ファックス番号:079-662-2601

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