山や草むらでは、マダニに要注意!

更新日:2023年03月06日

マダニに注意しましょう!!

Q マダニとは?

A マダニは成虫になると2~3ミリメートル程度になり、肉眼で見ることが出来ます。また、吸血すると10~20ミリメートル程度になることもあります。マダニは、森林や草地などの屋外に生息しており、春から秋にかけて動きが活発になります。衣類や寝具、食品などの屋内で発生するダニとは異なります。

Q 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは?

A 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)はマダニがもつウイルスによって起る感染症です。 このSFTSは平成23年頃に中国で報告され、日本では平成25年に確認されています。また、同年に但馬地域でも確認されています。その後の調査により、患者が報告されていない地域でもSFTSウイルスを有するマダニが見つかっており、広く国内に分布していると考えられています。 

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の症状

SFTSウイルスを保有するマダニに咬まれてから、6~14日後に発熱、消化器症状(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血)等が出現し、重症になると死亡することもあります。

予防について

Q マダニは、どんなところに生息しているのでしょうか?

A マダニは、シカやイノシシなどの野生動物が出没するところに生息しています。また、民家の裏山や庭、畑、あぜ道などにも生息しています。

山や草むらなどに立ち入る際は、以下のことに注意しましょう。

  • 長袖、長ズボンを着用し、シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる。
  • 足を完全に覆う靴(サンダルなどは避ける)、帽子、手袋を着用する。
  • 首にはタオルなどを巻くか、ハイネックのシャツを着用し、肌の露出を少なくする。
  • 帰宅後は衣類を外で脱ぎ、すぐに入浴してマダニに刺されていないか確認をしてください。特に脇の下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、頭部(髪の毛の中)などがポイントです。
  • 着ていた服はすぐに洗濯をする。
  • マダニに対するディートやイカリジンの有効成分が含まれた忌避剤が市販されています。正しく使用し、防虫対策を行いましょう。

マダニに咬まれたら

マダニは吸血するために数日から2週間程度は人間の体から離れません。無理にとろうとすると、マダニの口器が皮膚内に残り化膿することがありますので、皮膚科などの医療機関で処置してもらいましょう。 数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱等の症状が認められた場合は医療機関を受診し、マダニに咬まれたことを伝えてください。

 

参考

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