「虐待ゼロ」の養父市を目指して

更新日:2023年03月20日

誰もが尊厳をもって住み慣れたまちで安心して暮らせるよう、高齢者虐待について知り、地域ぐるみで高齢者や介護する家族を支えていきましょう。

高齢者虐待とは

高齢者が不適切な扱いを受け、権利や利益を侵害されたり、生命、健康、生活が損なわれるような状態に置かれていることを言います。高齢者虐待防止法(高齢者虐待防止、高齢者の養護者に対する支援に関する法律)では、養護者または要介護施設従事者などによる次のような行為を高齢者虐待としています。

身体的虐待

・たたく、つねる、蹴る、やけどを負わせる
・医学的判断に基づかないリハビリの強要や、無理やり食事を口に入れる
・ベッドに縛り付けるなどの身体拘束

介護・世話の放棄・放任(ネグレクト)

・皮膚や衣類、寝具が汚れたまま放置されていたり、劣悪な環境で生活させる
・水分や食事を十分に与えられておらず、脱水、栄養失調の状態にある
・必要な医療や介護サービスの利用を制限する

心理的虐待

・怒鳴る、ののしる、悪口を言う
・排泄などの失敗を人前で話すなど、高齢者に恥をかかせる
・家族や親族、友人等との団らんから排除する、無視する

性的虐待

・排泄の失敗に対して懲罰的に下半身を裸のまま放置する
・わいせつな行為の強要や、映像、写真を見せる

経済的虐待

・日常生活に必要な金銭を渡さない、使わせない
・年金や預貯金を本人の意思に反して使用する

虐待かも?と思ったら

身近にいるみなさんのちょっとした気づきが虐待の早期発見につながります。

違っていても構いません。ひょっとして虐待かも?と思ったら、まずはご相談ください。守秘義務により、誰が相談や通報をしたのか周囲に漏れることはありません。

高齢者虐待を防止するために

高齢者虐待をしてしまっている当事者には悪意や自覚がない場合が多くあります。そのため、高齢者や高齢者を介護している人が孤立しないよう、地域での見守りが大切です。日常的なあいさつや声かけ、見守りにご協力ください。

また、介護の負担などから気付かないうちに不適切な行為を行ってしまう場合があります。介護者、家族の方も一人で悩まずご相談ください。

相談・通報窓口

養父市地域包括支援センター

電話079-662-7603

この記事に関するお問い合わせ先

介護保険課
〒667-8651
養父市八鹿町八鹿1675
電話番号:079-662-7603
ファックス番号:079-662-2601

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