スーパーシティ型国家戦略特別区域の指定に関する提案書を提出しました。

更新日:2021年04月19日

市は、国の新たな特区「スーパーシティ型国家戦略特別区域」の指定に関する提案書を提出しました。

スーパーシティ型国家戦略特別区域は、通称「スーパーシティ構想」と呼ばれ、大胆な規制改革等によって、世界に先駆けて未来の生活を先行実現する「まるごと未来都市」を目指し国が進めているものです。

市は、平成26年5月に国家戦略特区の指定を受け、中山間農業の改革・振興をはじめとする規制緩和を活用した地方創生に取り組んできました。その経験を生かし、中山間地域にこそ必要なデジタルの取組をさらに加速させ、デジタル活用によるあらゆるサービスの利便性の向上のみならず、養父市に関わる全ての人々がつながり、温かみのあるサービスの提供を目指します。

このたび、マイナンバーウォッチの活用、バーチャル市役所といった提案を含む下記の取組を中心とした提案書を国に提出しました。養父市内におけるマイナンバーカードの令和3年3月末現在の総申請件数は、兵庫県内1位(申請件数13,718件、住基人口23,229人、市民の59.06%が発行申請済み)となっており、その素地を生かしたサービスの構築を、今回選定した14の事業者とともにスタートさせ、日本一豊かでサステイナブルなスマートヴィレッジの実現を目指します。

提案内容

養父市スーパーシティ構想の名称

日本一豊かでサステイナブルな『スマートヴィレッジやぶ』構想

地域の課題、課題解決のための目標

国土の約7割を占める中山間地域は、地理や気候のほか、少子化や高齢化といった社会的な面も含めた条件不利により、他の地域では当たり前に提供されている暮らしを支えるサービス、暮らしを豊かにするサービスなどを享受する機会が限定的なものになっていると言われています。そのような中、養父市では国家戦略特区の指定を受け、規制緩和を活用した取組みを積極的に進め、農業のスマート化や医療分野のオンライン化、物流でのドローン活用など多くの企業と連携することで、先端技術を身近なものとして利用できるよう取り組んでいます。

これらの経験を通じ「中山間地域にこそ先端技術の導入が急がれる」という想いのもと、「日本一豊かでサステイナブルな『スマートヴィレッジやぶ』」を基本理念として、暮らしや活動のあらゆる場面に先進技術を導入・実装し、近未来の中山間地域の豊かな暮らしを実現します。

養父市スーパーシティ構想の概要

『スマートヴィレッジやぶ』構想における日本一豊かでサステイナブル(持続可能)な暮らしの実現を目指し、データ連携基盤の構築を中心に下記の先端的サービスの実装に取り組みます。また、スーパーシティ構想の推進にあたっては「養父市スマートヴィレッジ推進会議(仮称)」を設置し、その他の先端的サービスについても段階的に推進していきます。

市では、スーパーシティ構想のもと、誰も取り残さず、市民各々の生活の質の向上と中山間地域における持続可能なまちづくりを目指し、温かみを忘れない先端技術の実証・導入に向けて取組を推進していきます。

養父市が取り組む先端的サービス一覧

  1. マイナンバーウォッチを活用した先進的な行政・民間サービスのデジタルプラット フォームの構築
  2. デジタルPFIによる「市民総合アプリ」(バーチャル市役所、ICT活用による地域解決型サービス等)の構築と提供
  3. 地域経済を活性化させる地域通貨等の導入
  4. オンラインによる生活指導の導入
  5. オンラインによる医療の推進 等

スーパーシティ構想とは

国は、2030年ごろに実現される未来社会の先行実現を目指し、市民が参画し、住民目線で、生活全般にまたがる「複数分野の先端的サービスの提供」「複数分野間でのデータ連携」「大胆な規制改革」をポイントとするスーパーシティ構想を掲げています。自治体が検討したスーパーシティ構想を内閣府へ提案し、スーパーシティとして区域指定されることで、この取組みを行うことができます。詳しくは、下記のリンクをご覧ください。

提案書

この記事に関するお問い合わせ先

経営政策・国家戦略特区課
〒667-8651
養父市八鹿町八鹿1675
電話番号:079-662-7602
ファックス番号:079-662-7491