9月市長ふれあい広場

9月に入り、朝夕過ごしやすくなってきました。旱天続きだったにもかかわらず、山々に涵養された豊富な水は湧き水となり、枯れることなく市内の河川を満たしています。井堰から導かれた用水は田を潤し、稲穂は順調に成長し、間もなく豊かな実りの秋を迎えます。領土問題等に端を発する国際紛争は、人々が生きる上で最も大切なエネルギーや食糧の安定供給において大きな影を落としています。食料の自給率の向上が叫ばれる我が国で、唯一と言っていい全量自給可能な農産物は米です。主食としての米の価値と日本の農業について、全ての人々が真剣に考えなければならない時が来ていることを実感しています。

6月から8月にかけて、3年ぶりに全ての地域自治組織でタウンミーティング（TM）を行いました。参加いただきました皆さまに感謝いたします。いただいた意見を市政に反映できるか検討いたします。ただ、各地のTMにおける女性の参加者が少なく、女性の視点からのご意見、ご提案をお聞きすることができませんでした。まちづくり計画「やぶ2050～居空間構想」の実現には、少子化という難しい課題を解決し、持続可能な養父市づくりに取り組むことが必要です。「静かなる有事」とも言われる少子化に立ち向かうため、女性の視点で創造し構築する、快適で居心地がよい生活環境づくりが肝要です。そこで、女性の意見と参画を求めるため、女性のみによるTMをなるべく早く行わなければと考え、実施に向けて準備を進めています。詳細が決まりましたら、市広報やぶ等にてお知らせいたします。多くの女性の参加を期待いたします。

養父市長 広瀬 栄