8月市長ふれあい広場

更新日:2022年08月15日

7月8日の昼前、耳を疑うような衝撃的なニュースが入って来ました。参議院選挙候補者の応援遊説中の安倍晋三元総理大臣が銃で襲撃され、病院に搬送され重体であるというものです。脱力感と悲しさに全身が包まれ、無意識の涙が頬を伝わるのを感じました。理由はどうであれ、暴力と威嚇で言論を封じ相手をねじ伏せる、この民主社会・民主政治の中で決してあってはならないことです。

安倍元総理大臣は、成長戦略の柱として国家戦略特区を制度化し、但馬の小自治体「養父市」の挑戦的な取り組みを高く評価し、特区の地区指定を行っていただきました。農業委員会改革や企業による農地取得の特例等の大胆な農業制度改革、シルバー人材センター会員の就業時間拡大、遠隔服薬指導の導入、公共交通空白地域において自家用車をタクシーとして利用する等々、「オンリーワンの地方創生モデル」実現への力強い支援者でした。養父市は「中山間地の星」との評価もいただきました。養父市の取り組みへの理解者を失った喪失感は大きなものがありますが、特区の実現に向け努力することが大切であると心を奮い立たせています。ご冥福を心よりお祈りいたします。

新型コロナ感染拡大「第7波」が各世代にわたり急激に進み、但馬における1日の新規感染者が200人を超えることもあります。お盆における人の移動期へ注意が必要とされています。また、感染者の増大は医療崩壊につながります。皆さんには猛暑の中、熱中症への注意とともに、マスクの着用など基本に忠実で適切な感染防止対策を十分行っていただきますようにお願いいたします。

養父市長 広瀬 栄

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