3月市長ふれあい広場

更新日:2023年03月15日

「目は口ほどに物を言う」ということわざがあります。「目は口以上にその人の感情を表す」という意味です。コロナ禍において人々は長い間、目だけで気持ちや感情を相手に伝える生活をしてきました。国は3月13日から、医療機関等特定の施設を除き原則マスク着用の制限を緩和し、個人の判断によるところとしました。マスクなしの日常が帰って来ますが、3年もの長きに渡りマスク着用の生活をするうちに、マスクを外し顔の全てを露わにすることに多くの人が不安を感じているとの報道もあります。長い規制が続けば、誰もがその規制があたりまえと考えるようになってしまう、その怖さも知りました。

3月8日には市内中学校と義務教育学校後期課程の卒業式が行われました。23日には小学校の卒業式、前期課程修了式も行われます。今年の中学卒業生は入学した年にコロナ禍が始まり、3年間の在学中にマスクを外したことはありませんでした。学校行事、部活等の休止や縮小などで、本来体験できる中学校生活を十分に体験できず卒業を迎えました。仲間や先生と協力し、力一杯の工夫と学びを重ねながら、達成感・満足感を得ること無くやり残し感を持って卒業する生徒のことを考えると、悔しさが残ります。そのような中、卒業式は恩師や家族、そして、友に、マスクを外し、輝く素顔と立派に育った姿を見せながらの、感動にあふれたものとなりました。コロナ禍での困難な学校生活を乗り切った逞しさと自信を大切にし、今後、よく学び、よく働く、そんな人生を送って欲しいと願っています。「冬来りなば春遠からじ」、エールとします。

養父市長 広瀬 栄

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