2月市長ふれあい広場

明るく楽しい話題を市民から提供いただきました。1月19日に開催された選考会で、2022年下半期の第168回直木賞受賞者が決定しましたが、受賞者の千早茜さん（受賞作「しろがねの葉」、北海道出身）が養父市にゆかりがあるとの情報です。

彼女のお父さんは、両親の仕事の関係で養父市場に住み、養父中学校、八鹿高等学校で学ばれています。茜さんの祖父はご夫婦と2人の子ども（姉と弟）の4人家族で、獣医師として活躍され、地域との交流はもちろん、文化的にも地域のリーダー的存在でした。当時としてはまだ珍しかった文化祭や美術展が養父市場公民館で開催できたのは、千早さんご家族の支援があったからのようです。養父市場には約10年近く居住し、その後に茜さんのお父さんは全国各地で獣医師として従事し、家族全員で北海道に移住されたそうです。そこで茜さんは誕生されました。茜さんのお父さんは今もご健在で、養父市場での楽しかった学校や地域での思い出を話されているようです。今でも、お父さんや伯母さんの友人が養父市場にはおられるとのことです。

養父市に関わりのある直木賞作家の誕生は、養父市民にとってうれしい限りです。また、千早さんの作品「ひきなみ」は、2021年の第12回山田風太郎賞の候補作品でもありました。これをきっかけに、千早茜さんの講演会等が開催できればと考えています。

芸術・文化は「まちづくり計画・やぶ2050・居空間構想」実現への新たな価値と力を創り出します。

養父市長 広瀬 栄