1月市長ふれあい広場

暖冬とコロナ禍により、低迷していた市内観光に明かりが見え始めました。

寒い冬になるとの気象庁の予測もあり、年末には降雪に恵まれ、スキー場は久々に多くの来客で活気を取り戻しました。新規の新型コロナウイルス感染者数も減り、不安から解放された安堵によるものか、初詣の人々に笑顔が見られる年明けとなりました。その反面、変異株（オミクロン株）の感染拡大の心配、原油高騰による物価の上昇、環境や人権に関する国際的協調への不安等、一市民としてなす術のないことと知りながら、人社会の未来を考えるとき、心が沈み、不安を覚えるこの頃です。そのような社会情勢の中で市政の健全運営と地方創生による持続可能なまちの実現について熟慮し、満身の力を込め、本年も全力で取り組んでまいります。

「ワールドマスターズゲームズ（WMG）2021関西」が2026年をめどに延期となりました。WMGは、スポーツを楽しみながらその国の生活や文化、自然を楽しむスポーツツーリズムを大きな目的としています。

世界的なコロナ禍の中で大会の延期はやむを得ないと考えますが、オリエンテーリング競技会場としてインバウンド振興の起爆剤にしようと取り組んで来たこれまでの成果をスポーツを通じたまちの活性化に繋げる必要があります。関西広域連合や県の継続した支援も必要です。

12月末に開かれた関西広域連合・市町村意見交換会において仁坂吉伸連合長（和歌山県知事）に申し上げ、当方の意見を尊重する旨の回答を得ています。今後とも、スポーツを通じたインバウンドによる市活性化に向け努力します。

養父市長 広瀬 栄