10月市長ふれあい広場

稲の刈り取りを終えた田では、秋の豊かな実りを確認するように穏やかな時がゆっくりと流れています。

すでに新聞等で報道されているとおり、警察署の再編計画案が県警本部から発表されました。市は8月に入り県警本部より再編案についての説明を受けました。その内容は「養父署を朝来署に統合し現養父署は分庁舎として専門部員2人と多機能部隊パトカー6人を配置する。地域部門の駐在所等は現状を維持する」という内容です。理由は「小規模警察署の統廃合を行い効率的・効果的な警察業務を行うことや、警察署間における業務負担格差の解消を行う」というものです。現在の犯罪等が少ない安全で住みよい養父市は、警察署や市、自治会、消防団、防犯・交通安全などの市民団体が連携・協力し辛抱強く防犯活動等を行ってきた結果であり「人口が少ない、田舎だから」というような単純な理由で自然にでき上がった訳ではありません。養父・朝来両市は、面積が兵庫県の約8分の1を占める広大な地域です。再編案では統合後は現在2警察署で合計120人いる警察官が105人と15人少なくなります。このことからして、地域の安全・安心の確保に大きな不安を覚えるものです。報告を受け、市は地方創生の最も根幹となる安全・安心に悪影響を及ぼすと考えられる再編案には「反対である」との意思を表明しました。

今後、市議会等と連携しながら養父市の思いを県並びに県警本部に訴えていく考えです。市民のご理解とご協力をお願いします。

養父市長 広瀬 栄