カメ等のハ虫類を原因とするサルモネラ症に係る注意事項について

更新日:2019年10月31日

厚生労働省より、主に乳児を含む子どもがカメに触ったことを原因とするサルモネラ症の集団発生が、2011年5月以降、米国内で広域的に繰り返し発生している旨の情報提供がありました。

カメ等のハ虫類については、国内外を問わず、多くのもの(50~90%)がサルモネラ属菌を保有しており、人がこれらの動物との接触を通じてサルモネラに感染すると、胃腸炎症状を起こしたり、まれに菌血症や髄膜炎等の重篤な症状を引き起こす場合があることが知られています。

家庭でカメ等のハ虫類を飼育する場合、ご注意をお願いします。

飼育時の注意事項

カメなどのハ虫類の多くはサルモネラに感染しており、サルモネラを含む糞便を排泄していることから、飼育水などには多量のサルモネラが存在する可能性があります。これらは人のサルモネラ症の感染源となりますので、飼育水を交換する場合は、食品や食器を扱う流し台などを避け、排水により周囲が汚染されないよう注意することが必要です。また、飼育中のハ虫類を飼育槽から出して自由に徘徊させたり、台所等の食品を扱う場所に近づけたりしないように注意することも重要です。

カメなどのハ虫類をはじめ、動物を触った後には必ず手指を石けんを用い十分に洗浄してください。

サルモネラによる症状は多岐にわたりますが、通常見られるのは急性胃腸炎です。通常は8~48時間の潜伏期間を経て発症します。また、まれに、小児では意識障害、けいれん及び菌血症、高齢者では急性脱水症状及び菌血症により重症化します。

厚生労働省からのお知らせ (リンク)

(平成25 年8月12 日、厚生労働省健康局結核感染症課)

(平成17年12月22日、厚生労働省健康局結核感染症課長)

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