令和4年成人式

更新日:2022年01月09日

新成人の皆様、ご成人、誠におめでとうございます。

また、新成人の成長を支えていただきましたご家族の皆様、成長を見守っていただきました多くの皆様、心よりお祝い申し上げます。

本日、ご多用にもかかわりませず、ご来賓の皆様のご臨席を賜り、このように盛大に成人式ができますことを心より感謝申し上げますとともに、成人式を挙行するにあたり、準備等に携わっていただいた新成人の実行委員の皆様に深く感謝申し上げます。

約2ヶ月半前、昨年の10月30日、ここ、やぶ市民交流広場で同じように成人式を行いました。コロナ禍で延期となっていた、皆さんの1年先輩の方々の成人式でした。

コロナ禍という極めて厳しい中においても困難に負けることなく大切な成人式をどうしても途切れさせたくないとの、私どもの思いと新成人の思いが一つになり実現に漕ぎ着けることができました。

また、本日ここに幾多の困難を乗り越え、新成人を迎えることができ、途絶えること無く養父市の若人の成長を見守ることができる幸せを、今、ひしひしと感じています。

皆さん本当におめでとう、そうしてありがとう。

昨年は嬉しいニュースがたくさんありました。

東京2020オリンピック・パラリンピックでの多くのスポーツ選手の活躍、松山英樹選手のマスターズ大会で日本人としての初の優勝、そうして、地球科学者・真鍋淑郎さんのノーベル物理学賞受賞です。これらの明るいニュースはコロナで沈む日本中に希望を与えてくれました。

その中で松山選手の「目標が定まっている人間は強い」という言葉と、真鍋さんの「研究の原動力は好奇心だ、好奇心をもって挑戦してほしい。」という二つの言葉をご紹介いたします。これらはいずれも、物事に取り組もうとするときの心構えについて述べられたものです。

物事は、好奇心、興味を持つことから始まり、その実現においては確たる目標を持ち、その目標に向かってひたすら前に進むことの大切さを述べられていると理解しています。

皆さんも好奇心をもって様々なことに挑戦していってください。その中で自分自身がどんなものに好奇心を持つのか知り、そして目標を立てて取り組み続けてください。そのことが、皆さんの成長と成功に繋がることになるでしょう。

さて社会の動きに目を向けてみる必要があります。

新型コロナによるパンデミックは世界中を震撼させました。世界の各都市ではロックダウンが行なわれたり、国際間の交流が断絶したりしました。

しかし、2年間の闘いの間に人の英知はこの困難を乗り越える方法を考えつき、今まさにこの困難を克服しようとしています。

人類の歴史を見るとき、人は絶滅の危機ともいえるパンデミックを乗り超えた後には、新たな技術開発のもと革新的な社会の誕生、新しい文化、文明が生まれ、社会は飛躍的に発展してきました。

アフターコロナ時代もそのようになるといわれています。その跫音は私たちの間近まで近寄って来ています。まだまだ、コロナとの闘いは続くでしょうし、感染予防に最新の注意を払わなくてはなりませんが、もう間もなく新しい社会は到来します。

このような状況を踏まえる中で、これからの社会は、ウェルビーイングとシンギュラリティとVUCAの社会といわれています、これにデジタルが加わります。

ウェルビーイングは心地よさ、快適さの社会が訪れることを表し、従来の物質文明、GDP至上主義からの脱却を目指すものです。

また、シンギュラリティは技術的特異点といわれ、人工知能が人間の知能を上回る転換点で2040年には訪れるといわれています。

また、VUCAは、不安定、不確実、複雑性、曖昧さに満ちた社会のことです。

このような社会を乗り越えるには、何が真の幸福かを考え「想定外(未知)」や「板挟み」と向き合い乗り越えられ、AIを使いこなせ、AIで解けない問題や課題、難題と向き合え、且つ、創造的・協働的活動を創り上げ、やり遂げる人材が必要であるといわれています。

新成人の皆さんはまさしくこのような時代を乗り越えるために生まれてきた世代です。時代は「X世代」、「Y世代」を超え、新しい時代の申し子として生まれ、その資質と能力を持ち得ている「Z世代」、まさしく皆さん、新成人世代の活躍を待ち望んでいます。皆さんはそのことを自覚すべきでしょう。

養父市は、昨年「新しいまちづくり計画」を策定しました。2050年においても活力があり、生き甲斐と希望が持て、快適に住むことができる養父市を維持、持続するために、2030年までに何を行っていなくてはならないかを考え、そのことを実現するための計画です。

私は、今まで成人式において新成人に、「前途洋々、世界に羽ばたけ」と言ってまいりました。しかし、そのことは今後修正する必要があると考え、本日の新成人の皆さんには「前途洋々、故郷に残り、思う存分活躍し、幸せに生きろ」と申し上げます。

養父市は、持続可能なまちづくりを行う上で、人口減少という大きな問題を解決することが課題となっています。すなわち、養父市版「地方創生」の実現です。「新しいまちづくり計画」はその課題解決のための計画なのです。この計画の主人公、プレイヤーは、あなた方新成人の皆さん一人ひとりなのです。

「養父市地方創生」は、養父市民全ての大きな目標なのです。峠の先に広がる青い空に輝く「一片の白い雲」なのです。新成人も含め市民全員が「養父市創生」という「坂の上の雲」を見つめ、それに向かってひたすら歩む、皆さんにはそのための良き同伴者、原動力になっていただくことを願っています。

終わりになりますが、新成人の皆さんにお願いがあります。

今日から大人です。家に帰られましたら、お父さんお母さんに、成人になったことの報告と今まで育てていただいたことのお礼の言葉を述べていただきたいと思います。

ご両親の温かい愛情のおかげで今のあなた方があります。大人になった一つのけじめとして実行していただきたいと切に願うものです。

本日、成人式を迎えられた234名の皆様の輝かしい前途を祝すとともに、益々のご健勝とご多幸をご祈念申し上げ、成人式に当たりましてのお祝いの言葉といたします。

令和4年1月9日

養父市長 広 瀬 栄

 

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