令和3年新年職員訓示

更新日:2021年01月06日

新年あけましておめでとうございます。

まず、年末にたくさんの雪が降りました。除雪担当等、市民の生活の安全安心を守っていただくために、年末にもかかわらず除雪作業に従事していただいた職員の皆様にまずお礼を申し上げたいと思います。おかげさまで、大きな事故もなく無事新年を迎えることができました。感謝申し上げます。

12月31日、多くの雪が降り、朝9時に養父市の警戒本部を立ち上げ、未だ警戒本部は維持されたままであります。今後も雪の情報を見ながら対応を考えたいと思っておりますが、特に高齢者の方々など、屋根の雪下ろしにあたり従来どおり助成をさせていただくことにしておりますので、問い合わせがあれば、適切な対応をお願いしたいと思います。

新年、雪は降りましたけれど、全体として静かな新年であったのではないかと思います。コロナ禍のなか、止むを得なかったものと思います。

新型コロナウイルス感染症でありますが、依然、収束の兆しが見えておりません。感染予防につきまして、これからも十分気を付けて対応していきたいと考えているところであります。

令和2年は、コロナに明けてコロナに暮れたという一年でしたが、それでも間違いなく、人の英知というものは大きな困難を乗り越えることができるであろうし、乗り越えると考えています。またそれらの兆しも見えつつあります。ワクチンの生産等もなされ、新型コロナウイルスへの対応も進みつつあります。

新聞等のニュースですが、株価の終値が急騰し、過去最高の値をつけたということでした。それらを見ながら、世の中というものはずいぶん都合の良いものだなということを感じたところであります。新型コロナウイルスで大変な中において、薬品メーカーなどの株価がどんどんあがっているということであります。世の中の不幸が、それを克服することによって新たな経済活動につながっていくのだなということを感じながらそれらニュースをみていたところであります。

我々は地方といえども、そういう動きもまちづくりの一つの指標として注視しながら、養父市のまちづくりを考えていく必要があるのではないか、と深く思ったところです。そういった記事を見聞きしながら、未来の日本の在り方、経済の在り方、その中で養父市がどう生きていくのか、というようなことを判断していく必要があると考えています。

この新型コロナウイルスが収束した後には必ず、新しい社会が構築されるものと考えています。困難を乗り越えた先には、希望に満ちた、ある部分で我々にとって大きなチャンスが訪れると思っております。ICTを駆使する中で、都市と地方の格差が埋まるし、埋めていかなくてはいけないと思います。その努力をすれば必ず実現できるだろうと思っています。経済、医療、教育など、都市と地方の間に多くみられるこれらの格差を是正することによって地方が住みやすく、いわゆる地方創生が実現できる、そういう社会を作り上げることができると考えています。いままで我々は社会の発展ということを考えてきましたが、社会が進めば進むほど都市と地方の格差が出てきたなという思いがしております。

これからは、都市と地方の格差を縮める、そのことが本当の意味での社会の発展に繋がってくるのではないかと思っております。新しい時代が間違いなく足元に近づいてきている、そのことに我々は気付くべきだと思います。

国家戦略特区の取組でありますが、6年前に地区指定を受けまして、時代の潮流に乗って特区の指定を受けた養父市の取組は凄いと報道されたこともありました。しかし政治の世界というのはめまぐるしく変遷しておりますので、ひとつの政策がずっと長く注目されるということはなかなかない。国民は新しいものを求めますので、国家戦略特区の養父市、そういうこともあったなあというのがいまの社会全体の実感ではないかと思っておりますが、養父市は日本の国を変える、国の在り方を変えるような取組を行っております。令和3年はそれらの取組、また養父市の存在そのものが国の政治やマスコミ等で大きくクローズアップされる年になると私は考えております。

特に農業について、従来の国の農業の在り方を根底から変えることになる「企業による農地取得」を行っております。今これらの改正をめぐって国、所管省庁と意見交換をしているところでありますが、これは必ず実現できるであろうと思っております。そういう中において、今年は指定を受けた当初のように養父市の取組はずいぶん取り上げられるであろうし、またそれらにかかわる多くの政治家の皆さんも養父市を訪れることになるのではないかと思っております。養父市の国家戦略特区は決してまだまだ埋もれてしまったわけではなく、しっかりとその小さな炎を燃やし続けている、そのことをご理解いただきたいと思います。

そこで、皆様方に申し上げておきたいことが何点かあります。

ひとつは生きていくうえで、色々な人生経験、例えば成功したこともあれば失敗したこともあろうかと思いますが、どうしても人というのは過去の経験に囚われ、自分自身の行動が経験した枠から外に飛び出すことができないということがありますが、どうか養父市におきましては、特に皆様方がやらなくてはいけないことは、養父市の持続的な発展を考えていくのであれば、やはり従来の制度や枠の中で考えても物事は変えられない、ということですので、それをもう一歩乗り越え、大胆な発想で市政運営にあたっていただけたらと思います。よく「清水の舞台から飛び降りるような気持ちで」と言われますが、まさしくそのような気持ちが養父市創生を成し遂げるうえで大切であろうと思っております。清水の舞台から飛び降りて、落ちたら大けがするだろうなと心配されると思いますが、大丈夫です。清水の舞台から飛び降りても、私が下からしっかりと受け止めますので、どんと飛び越えていただくことを皆様方にお願いしておきたいと思います。

今年も「田舎暮らしランキング」で養父市は昨年に続き近畿地方で総合1位ということで評価されております。全国トータルでみますと8位ということで、若者、シニア、子育て世代、すべての世代が住んでみたい地方、ということで養父市が高く評価されているということでございます。平素の皆様方の取り組みが十分評価されている、ということですので、自信を持って、これからも取り組んでいただきたいと思います。

今年9月には新文化会館がグランドオープンします。これは養父市づくりの拠点ということで、ただ単に文化芸術の中心ということではなく、活力あるまちづくりの拠点に位置づけております。将来の活用を考え、今年度は組織の在り方も見直す、ということにしております。文化会館の活用を含めての組織を創り上げるということと、あわせて市全体の組織の見直しということも行っていきたいと考えています。12月の一般質問で議員から、地域局の在り方も含めて色々なご質問がありました、そういうご質問の趣旨も受け入れながら、トータルとしてもう一度市役所の組織の在り方というものも検討してみたいと思っておりますので、皆様方のご意見をまたお伺いしたいと思っております。

それから予算編成の作業を経営総務課を中心に現在行っていただいているところであります。ほぼ骨格としてはまとまりつつあるのではないか、というところでありますが、そういう中で、どうしても地方創生の実現という意味で枠に収まりきらない、しかし今やっておく必要がある、というような事業の予算確保も必要であろうと思います。どうしても必要なものは、予算を確保していきたいと思っております。それぞれ所管部局のほうで、これはどうしても必要、これをやることが将来、養父市の少子化に歯止めをかけたり少子化の解消に寄与するんだ、というようなものがありましたら早急に私のほうに協議をお願いしたいと思います。

皆様方の思い切った挑戦、大胆な取組が養父市を変えていく、そうして養父市で色々な意味でイノベーションを起こす。それが養父市の持続可能なまちづくりにつながっていくと考えておりますので、今年一年もそういう思いを持って、思い切って挑戦していただけたらと思っております。一人一人が、まちづくりの主役であるということを自覚しながら、責任ある行動を行っていただけたらと思っておりますので、よろしくお願いします。

昨年は、「VUCA(ブカ、ブーカ)」と、「アジャイル」ということを申し上げました。

この2つも決して忘れることなく、日常の市政運営の中で、それぞれ、対応していただけたらと思っているところであります。

行政マネジメントにつきましても、3年間の導入は一応終わりましたが、今後はそれをいかに実践していくのか、ということになります。そちらもよろしくお願いしたいと思います。

この1年間、皆様方と共に頑張りながら、養父市の発展、そして、市民が幸せに暮らせる養父市づくりを行っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

何度も申し上げますが、コロナ禍は、もうしばらく時間がかかると思いますが、収束するであろうと思います。その収束した後に、しっかりと時代の先端を走れるような自治体にならなくてはいけない、そういうことを意識しながら、また皆様方と市政運営を行っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

令和3年1月4日

養父市長 広瀬 栄

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