政治倫理審査会報告書について(平成29年3月21日)

更新日:2019年10月31日

   平成29年3月21日、第5回政治倫理審査会を開催し、報告書の内容を協議したのち、議長あてに報告書が提出されました。

   審査会審査結果報告書の内容は、次のとおりです。

審査会審査結果報告書

平成29年3月21日

 

養父市議会議長 深 澤 巧 様

 

養父市議会政治倫理審査会

委員長 勝 地 貞 一

 

 

審査会審査結果報告書

 

平成29年3月1日、本審査会に付託された事件は、審査の結果、下記のとおり決定したので、養父市議会議員の政治倫理要綱(PDF:166.9KB)(以下「要綱」という。)第11条の規定により報告します。

 

1 審査年月日

平成29年3月1日(水曜日)、3月10日(金曜日)、3月21日(火曜日)

2 審査の経緯

    要綱第6条に基づき設置された当審査会において、新聞報道に端を発した瀬原達夫議員の行為が、政治倫理基準違反に当たるかどうかについて審査を行った。

主な審査内容は、

(1)公職選挙法上の禁止行為について

    政治倫理審査会より選挙管理委員会事務局に対して、事前に文書質問を行い、その回答と審査に必要と思われる資料の提出を求めた。

(2)瀬原達夫議員に対する事実関係の聴取について

    審査に慎重を期すため、政治倫理審査会より瀬原達夫議員に対して事前に文書質問を行い、その回答と審査に必要と思われる資料の提出を求め、議員にかけられた疑惑に対し説明責任を果たし、対処することが市民に対する議会の責務であるとの認識で審査を行った。

3 審査報告書添付資料

4 審査の内容

(1)公職選挙法上の禁止行為について

   選挙管理委員会事務局の見解は、当該議員の行為は一部の例外を除き、議員等の公職にあるもの(公職の候補者、公職の候補者になろうとする者も含む。)が当該選挙区内の人に対して寄附を行うことは、公職選挙法第199条の2第1項で禁止されている寄附に当たるということであった。

(2)当該議員に対する事実関係の聴取について

    政治倫理審査会は要綱第10条に基づき、当該議員からの釈明の機会を保障した。

    釈明は、判決後の2月5・6日頃元気をつけてもらおうと、内田氏の自宅にお酒1本を持参した。しかし、「奥様にお気持ちだけいただいておきますと言われ、持ち帰りました。私の今回のこの行為が、公職選挙法の違反行為に触れる良くない行為だと認識しております。今後は、誠心誠意説明させて頂き、議員としての資質向上に努めたい。市民の皆様、議会、私を支持して下さった方々にご迷惑をお掛けしたことに、心からお詫び申し上げます。」というものであった。

5 審査のまとめ

    審査会は、当該議員に対し5項目の文書質問を行い、その回答を基に疑義を質した。 詳細は添付の第4回政治倫理審査会 会議記録のとおりである。

    当該議員は、この要綱を遵守する旨の誓約書にいう「日々の活動にあたり、いやしくも市民の信頼を損なうような批判を受けたときは、自ら誠実にその事実と責任を明らかにする。」という、誓約遵守を真摯に受け止めている。

    また、市民に直接謝罪する意向や、おおむね1年間行事への参加については、内容により選択をしながら自粛を行い、議員としての資質向上に努めるなど、反省のうえ決意をしている。すでに、中学校卒業式のお祝いごとには自粛している。

    結論は、当該議員も認めている養父市議会議員選挙で、有罪判決を受けた市民に酒を贈ろうとしたことについては、公職選挙法での寄附行為として、要綱第3条第4号に規定する「不正の疑惑を持たれるおそれのある行為」として認められ、養父市議会の政治倫理基準違反行為と判断する。

    したがって、当該議員に対し要綱第12条第1号の規定に基づき、政治倫理要綱を遵守させるための警告を発すること。

    当該議員は今回の事件に関して深く反省しているが、議員としての資質を疑うべき行為であるため、自身の出処進退を含めた責任を自らが判断すべきであると指摘する。

    よって議長におかれては、これらのことを踏まえ、議会の名誉及び品位を守り、市民の信頼を回復させる処置を取られることを提言する。