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まちの文化財(51) 建屋のヒダリマキガヤ

まちの文化財(51) 建屋のヒダリマキガヤ

   
       カヤノキの全景             細根が生育する根の養生


このカヤノキは、昭和26年6月9日に国指定の天然記念物になりました。全国のカヤノキでは第8位、西日本では第1位の巨木になります。またヒダリマキガヤに限定すると全国一の巨木です。
ヒダリマキガヤの由来は、種子の外殻と内殻に左巻の模様が付くからです。幹周りは約6.9mあります。高さは約26mで、推定樹齢は約800年です。幹周りが3mを越えるものを巨木と呼びます。大変、立派な巨木です。
ここは、明治時代に第3代京都府知事として琵琶湖疎水を完成させ、この水を利用して日本で最初の水力発電事業を推進した、北垣国道さんの生家の場所です。
平成19年度から3年計画で樹勢回復事業を進めています。葉の量が著しく減少して枯れ枝が増加し、衰弱が著しいからです
地面を掘って根の生育状況を調査しました。幹の北側から西側では、わずか5m離れただけで、根が枯れて全くありませんでした。巨木は根が太って、地面から根上がりをします。しかし根を土で覆うと根も木も衰弱します。
昭和50年代に多量の土砂が入れられました。さらにマサ土が硬化して、土が固まっていました。土の硬度が18以上になると根が育ちませんが、硬度が30もありました。
治療のために、木の周囲にある盛土を取り除きました。そして地面を柔らかくするために、水コケと腐植土を混ぜた土を入れました。カヤは水を好む植物であることから、木の付近に水が染みるように水路を設置しました。
樹勢回復のポイントは元気な根を育成させ、そして枝や葉を活性化させることです。養父市のシンボルになっている巨木を再生させるため、兵庫県下の樹木医の知恵を集めて治療を進めています。