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まちの文化財(118) 浅間寺の十二神将立像

まちの文化財(118) 浅間寺の十二神将立像
修理が完成した十二神将立像薬師如来坐像と十二神将立像
     修理が完成した十二神将立像        薬師如来坐像と十二神将立像

八鹿町浅間(あさま)に浅間寺(せんげんじ)があります。浅間寺の薬師堂には、県指定文化財の薬師如来坐像を中心に、日光菩薩立像・月光(がっこう)菩薩立像と、12体の十二神将立像があり、合計15体の仏像があります。
彫刻では、立っているものを立像、坐っているものを坐像といいます。本尊の薬師如来坐像は平安時代後期に制作された但馬地方を代表する優れた仏像です。同時の資料としては、天養2年(1145)に書かれた京都の成勝寺年中相折帳に浅間寺の寺院名が認められます。
この薬師如来を守護するのが、十二神将立像です。甲冑を身につけた武将の姿で、頭の上には、それぞれ子・丑・寅・卯などの十二支の彫刻をもつ冠を置いています。顔の表情は、悪を降伏させるという忿怒(ふんぬ)の形相を示しています。
十二神将立像のうち7体は平安時代後期のもので、薬師如来坐像と同時期です。もともと十二体が作られました。しかし元亀4年(1573)に5体が新しく作り直されています。この時に平安時代の7体も修理しました。仏師は、京都の四条に住む美濃法眼(みのうほうがん)です。
浅間寺では、平成23年度から平成25年度までの3年間で、8体の十二神将立像を修理しました。特に平安時代の7体は、公益財団法人住友財団の「文化財維持・修復事業助成」による助成金の決定を受けて、今回はじめて修理が実現しました。大変感謝をしています。
十二神将立像は市指定文化財です。元亀4年(1573)から数えて440年ぶりの大修理です。浅間寺では修理完成を記念して、薬師堂にある仏像の一般公開を実施しました。
薬師堂の中には修理された仏像が立ち並び、薬師如来を取り巻く仏教の世界が蘇りました。平安時代の仏教芸術を身近に拝観することができます。

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