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まちの文化財(104) 大屋市場の日枝神社

まちの文化財(104) 大屋市場の日枝神社
大屋市場の日枝神社拝殿にある長谷川義秀の彫刻
     大屋市場の日枝神社           拝殿にある長谷川義秀の彫刻

大屋市場にある日枝(ひえ)神社の拝殿には、正面に唐破風が付いた向拝(こうはい)があります。ここに立派な彫刻があります。

正面の上部には、首を曲げて旋回する鳳凰(ほうおう)があります。また横に渡された虹梁(こうりょう)には、水の文様が彫られています。その上には水から昇る龍の彫刻があります。龍の上には雲の彫刻があります。これは池にすむ龍が天に昇る情景を表現したものです。

また向拝の柱には、正面に獅子(しし)の彫刻、側面には鼻が長くて牙をもつ貘(ばく)の彫刻が、一対で置かれています。

彫刻の作者を示す銘文は、龍の裏側に「飾磨 長谷川義秀之作」と彫られています。

長谷川義秀は姫路市飾磨の彫刻師で、2代目松本義広に師事しました。2代目松本義広の弟子には、3代目松本義広、堤義法、釣義正などがいます。

大屋町和田の袴幡原(かごはら)神社や大屋町上山の坂益神社の拝殿の彫刻は、昭和初期に活躍した3代目松本義広の制作です。

昭和初期、養父市内の神社では飾磨彫刻が多く見られます。飾磨彫刻は、祭礼で使う屋台彫刻を得意としました。このため精巧な彫刻が特徴です。

日枝神社の横には、天満宮があります。拝殿には龍や獅子、貘の彫刻が彫られています。彫刻には「昭和五十二年十月 松田一戯之作」の文字があります。大屋で活躍する彫刻家松田一戯氏が制作したものです。

養父市の社寺建築には、丹波柏原町の中井家の彫刻と姫路の飾磨の松本一門による彫刻が多く使われています。市内には、木彫博物館のような素晴らしい彫刻を備えた神社や寺院があります。大屋の木彫フォークアートの原点は、山の中で静かにたたずむ神社の彫刻にも通じるものがあるように思えてきます。

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