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まちの文化財(66) 堀畑1号墳

まちの文化財(66) 堀畑1号墳

外からみた堀畑1号墳


大きな横穴式石室



堀畑1号墳は、平成22年3月19日に兵庫県指定文化財になりました。市内にある古墳では、昭和63年に大薮にある塚山古墳などが県指定文化財になって以来の出来事で、21年ぶりの県指定です。市内にある兵庫県指定文化財は、合計で51件になりました。
堀畑1号墳は、谷間地峠の東側にあります。平成5年までは兵庫県畜産試験場がありました。現在ふれあい交流施設整備が行われており、駐車場や芝生広場の造成工事が進んでいます。県指定文化財となった堀畑1号墳は、交流施設の中にある歴史的遺産に親しむ古墳公園になります。
古墳の調査は、平成17・18年度に実施しました。古墳の規模は直径が約38mで、高さは最大で7.4mあります。古墳というよりも、小さな山です。
埋葬施設は、石材を積み上げて造った横穴式石室(よこあなしきせきしつ)です。石室は全長11.7m、高さは3.8mもある規模で、但馬地方では第4位になります。第1位は大薮区にある禁裡塚古墳です。
大薮区にある塚山古墳の石室と同じ築造方法を採用しています。天井は長さ約4.5m、幅約2mの大形石材1枚を置いて造っています。大きな石材を自由に動かす高度な石室築造技術が見られます。そして二つの石室は同規模同形です。同じ設計図を使って同じ技術者が造ったと考えられます。つまり大薮に塚山古墳を造った同じ技術者が、堀畑1号墳も造りました。
谷間地峠の西側には、県指定文化財の観音塚古墳があります。観音塚古墳は、市内では珍しい埴輪をめぐらす円墳です。この付近で堀畑1号墳は、観音塚古墳に続く有力古墳です。7世紀の前半に大薮や堀畑では、多くの有力古墳が造られました。北近畿では、このような大型の横穴式石室が連続して造られる地域は他にありません。古代の養父地域は、北近畿の古代史を語る上で極めて重要な地域です。

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