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まちの文化財(49) 養父のネッテイ相撲

まちの文化財(49) 養父のネッテイ相撲

ねってい相撲


笹おどり



奥米地の水谷神社で平成20年10月13日に秋祭りが行われ、笹踊りとネッテイ相撲が奉納されました。ネッテイ相撲は県指定文化財であると同時に、国選択の無形文化財になっています。
笹踊りは、水谷神社本殿の横にある田和神社の前で行います。12人の男子が袷の着物姿で篠竹をもち、丸く並んで左隣の人の下駄の上を順に歩きます。最後に元の位置にもどって笹で地面を三度打ちます。豊作を感謝して災いを祓う行事です。天保9年に出石の伊福部神社で奉納された記録がありますが、現在は奥米地だけでしか見られない珍しい伝統行事です。
続いて本殿前でネッテイ相撲がありました。裾をからげた裃姿の二人の大人が素足で登場します。上半身は裸の上に肩衣を着け、右手に小太刀をもっています。互いに礼をした後、肩衣を脱いで小太刀を巻いて置きます。
そして向かい合った二人は「ヨイ、ヨイ、ヨイ」のかけ声で地面を三度踏みしめます。しこを踏むわけです。そして六回の取り組みをします。お互いに片手と片足を同時に踏み出します。またお互いに両手を握って前につき出します。これを左右で二度行います。さらに右手で互いに相手の首を抱え込み、右回りに三度飛んで元に戻ります。次に両手で相手の首を抱えて同じく三度飛びます。
ネッテイ相撲は、普通の相撲とは全く違います。裃姿でまわしを付けない、土俵がない、行司がいない、飛び跳ねるだけで勝ち負け勝負がないからです。この理由は平安時代に朝廷で行われた節絵相撲の流れくむ神事だからだと解釈されています。
ねってい相撲保存会長の生田正司さんは「今度、新しくネッテイ相撲の解説板を設置しました。装束を派手にせず昔からの素朴なままの伝統を受け継いでいます」と話しました。

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