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まちの文化財(42) 丹戸のキャラボク

まちの文化財(42) 丹戸のキャラボク

丹戸の神社にあるキャラボク


兵庫県最大の氷ノ山キャラボク



丹戸にある皇太神社は標高510mに位置しています。この神社の境内に県下最大規模のキャラボクが生育しています。
この木は、地面から50cmほどの位置で二つの幹に分かれています。根廻りは243cm、幹廻りは148cmありました。東側の幹は水平方向に大きく枝を伸ばし、西側の幹はまっすぐに上にのびます。樹勢は旺盛で、樹高は約7mあります。
積雪が多く、寒冷で強風がふいて気象条件の厳しい日本海側の山地に分布するイチイの変種を、キャラボクといいます。このためキャラボクは、但馬の中出も氷ノ山のような高い山の一部しか自生していない珍しい樹木です。これに対して、ほぼ太平洋側に分布するイチイという常緑針葉樹のことをアララギといいます。
国指定天然記念物では鳥取県の大山キャラボクが有名ですが、氷ノ山の山頂にも氷ノ山キャラボクの古木があります。高さは約3m、幹廻りは83cmですが太いところでは143cmあります。残念ながら少しの違いで所在地は鳥取県になります。
「ひょうごの巨樹巨木100選」という本の著書である橋本光政さんは「アララギは、葉が中心から左右に二列状にでるのに対して、キャラボクは葉が輪生状に形成されます。アララギは高木になりますが、キャラボクは日本海側の寒冷地に生育し、低くのびて多くの枝を出します。丹戸のものは兵庫県で最大規模のキャラボクでしょう」と解説しています。
この木は、200年ほど前に氷ノ山から枝を持ち帰って丹戸の神社に植えたものだと言います。丹戸は氷ノ山に比べると安定した気候であることから、県下最大の古木に育ったのでしょう。キャラボクは氷ノ山にちなんで合併前の関宮町の町木となっていました。氷ノ山を代表する大切な樹木です。

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